松村太郎の「ケータイが語る、ミクロな魅力」

形態が変わるケータイ「815T PB」 (3/4)

文●松村太郎/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員

2008年05月22日 16時00分

直立するケータイ


 815T PBにはケータイ本体用の箱に加えて、もうひとつ同じサイズの箱が付属してくる。中身はちょうどケータイの電池フタよりちょっと大きくなったサイズのプラスチックの塊で、815Tの裏側にある電池フタを外し、同じ位置にスライドして装着できる。

箱

箱からして、ドラマの世界観を感じさせてくれる作り込みだ

装着

電池フタを取り外して、その位置に左のパーツを装着

ドッキング

パーツをドッキングしたところ

 そして折りたたみ型の手足を引き延ばすと、直立できるフォンブレイバーに早変わり。まさか手足が折たたまれているとは想いもしなかった。関節もキチンと作られていて、さまざまなポーズを取ることもできる。

このケータイ、立つぞ

端末を開いている状態で直立できるケータイって、今まであっただろうか?

座ってもいい感じ

デスクに座らせても、なんだか雰囲気が出る

 もちろん、その動作はドラマの再現であって、前に触れたような、使い方や機能に結びついた意味があるわけではない。しかしながら現代の生活において、ケータイは一番身近な情報端末であり、これが日常の「相棒」として果たしている役割は確かに大きい。だとすれば、そんなケータイが個人向けのロボットになってわれわれをアシストしてくれるというミライは、割と想像しやすいものだろう。

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