直立するケータイ
815T PBにはケータイ本体用の箱に加えて、もうひとつ同じサイズの箱が付属してくる。中身はちょうどケータイの電池フタよりちょっと大きくなったサイズのプラスチックの塊で、815Tの裏側にある電池フタを外し、同じ位置にスライドして装着できる。
そして折りたたみ型の手足を引き延ばすと、直立できるフォンブレイバーに早変わり。まさか手足が折たたまれているとは想いもしなかった。関節もキチンと作られていて、さまざまなポーズを取ることもできる。
もちろん、その動作はドラマの再現であって、前に触れたような、使い方や機能に結びついた意味があるわけではない。しかしながら現代の生活において、ケータイは一番身近な情報端末であり、これが日常の「相棒」として果たしている役割は確かに大きい。だとすれば、そんなケータイが個人向けのロボットになってわれわれをアシストしてくれるというミライは、割と想像しやすいものだろう。