四本淑三のダイエット・ギークス

痩せる! グーグルのゲーム「Ingress」はダイエットに最適だ! (3/3)

文●四本淑三

2014年09月28日 12時00分

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ダイエットの最強モチベーション

 APを稼ぎたい一心で、プレイヤーはポータルからポータルへと移動することになります。移動手段は電車でもクルマでも何いいのですが、市街地ではポータルが密集しているため、移動のほとんどが徒歩になります。

 そして「あー、あともう1本リンクを張ると1563AP取れるのにぃ」とか「あと1万APちょいでレベルアップなんだよなー」という感じで、延々ポータルを渡り歩いていると、びっくりするくらい歩いていることがあります。

 私の場合は、一日で5万歩近く、30km以上歩いた日がありました。やっている最中はゲームに夢中で全然気が付かないのですが、冷静に考えると東京駅から立川駅くらいまでの距離です。これが「健康のために」とか「メタボ対策として」なんて言われたら、絶対にお断りです。が、ゲームだとやれてしまうのがよくわかりません。

Jawbone UP24で測った歩数と距離。今まで最高にエージェント活動に勤しんだ日は、46789歩、31.75km、時間にして6時間57分……

 もちろん、それくらい徒歩で移動すると、結果として体重もどんどん減っていきます。ダイエットで最も難しいのはモチベーションの維持ですが、Ingressはそこを簡単にクリアしてしまうわけです。もちろん、ハマれば、の話ですが。

 しかし、ハマってしまうと「これは少々やばいゲームではないか」ということに気づきます。ダイエット的にも。次回はそこから話を始めましょう。

Ingressをはじめて1ヶ月ほど経過した現在の体重グラフ。8月の下旬にガクっと下がって以降、乱高下はしているものの、落ち続けています



著者紹介――四本 淑三(よつもと としみ)

 1963年生れ。フリーライター。武蔵野美術大学デザイン情報学科特別講師。新しい音楽は新しい技術が連れてくるという信条のもと、テクノロジーと音楽の関係をフォロー。趣味は自転車とウクレレとエスプレッソ

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