会議や取材で便利そうなスライド式キーボード
本体を横にしてディスプレーの左と右の下部を左右の親指で押し込むようにするとディスプレーがせり上がり、キーボードが現れる。閉じるときはディスプレー上部を押し込めばよい。
キーボードは5列64キー。キーそれぞれは中央が膨らんだ形状のため、左右のキーの押し間違いは無さそうだ。クリック感がしっかりあるため親指で1つ1つのキーをしっかり通すことができる。本体を左右に持ったままキーボードを使った長文入力もできそうだ。
ディスプレーは裏面からスタンドが立ち上がって保持されるため、キーボードを出した状態でもぐらつかず斜めに立ち上がった形状を保持してくれる。この状態で指先を使ってディスプレーをタッチしても問題ない。
本体を横にすると待受画面もランドスケープ表示に対応。マルチウィンドウ環境にすれば左右にそれぞれ異なるアプリを起動して使うこともできる。CPUは2世代前だがいまでも十分高速で、ブラウジングやSNS、動画再生をする程度ならストレスなく使えそうだ。
F(x)tec Pro1は今年7月に発売される予定だったが、10月に正式販売できる目途が立ったとのことである。価格は2月に発表された時と変わらず649ドル(約6万9000円)または649ユーロ(約7万7000円)。なお事前オーダー数は日本からもかなり多いとのこと。キーボード端末ファンが気になる製品になるだろう。