IFA 2019レポート

新種のキーボード搭載スマホ「F(x)tec Pro1」は高性能メモ取りマシンだ! (2/2)

文●山根康宏 編集●ASCII編集部

2019年09月07日 12時00分

前へ 1 2 次へ

会議や取材で便利そうなスライド式キーボード

 本体を横にしてディスプレーの左と右の下部を左右の親指で押し込むようにするとディスプレーがせり上がり、キーボードが現れる。閉じるときはディスプレー上部を押し込めばよい。

ディスプレーを押し出すように押して引き上げる

 キーボードは5列64キー。キーそれぞれは中央が膨らんだ形状のため、左右のキーの押し間違いは無さそうだ。クリック感がしっかりあるため親指で1つ1つのキーをしっかり通すことができる。本体を左右に持ったままキーボードを使った長文入力もできそうだ。

キーボードはフラットではなく中央が膨らんだ形状

 ディスプレーは裏面からスタンドが立ち上がって保持されるため、キーボードを出した状態でもぐらつかず斜めに立ち上がった形状を保持してくれる。この状態で指先を使ってディスプレーをタッチしても問題ない。

ディスプレーを支えるスタンドはしっかりした作りだ

 本体を横にすると待受画面もランドスケープ表示に対応。マルチウィンドウ環境にすれば左右にそれぞれ異なるアプリを起動して使うこともできる。CPUは2世代前だがいまでも十分高速で、ブラウジングやSNS、動画再生をする程度ならストレスなく使えそうだ。

マルチウィンドウで2つのアプリを同時利用。ビジネス利用にも便利だ

 F(x)tec Pro1は今年7月に発売される予定だったが、10月に正式販売できる目途が立ったとのことである。価格は2月に発表された時と変わらず649ドル(約6万9000円)または649ユーロ(約7万7000円)。なお事前オーダー数は日本からもかなり多いとのこと。キーボード端末ファンが気になる製品になるだろう。

■関連サイト

前へ 1 2 次へ

mobileASCII.jp TOPページへ

mobile ASCII

Access Rankingアクセスランキング