■厳しい展開が予想される中、諦めない姿勢も
ファーウェイは中国市場を中心に高い人気を維持しており、2019年の売上は前年比で約19%増加したことを発表しました。ただ、グーグルのGMSを利用できない状態が続いていることから、2020年には海外市場における苦しく展開が予想されています。
日本では、SIMフリースマホの販売ランキングで「HUAWEI P30 lite」は上位をキープしており、NTTドコモが5万円弱に値下げした「HUAWEI P30 Pro HW-02L」が話題になるなど、これまでに発売済みのGMS搭載モデルが健闘しています。
ただ、国内3キャリアがサービスを開始した5Gの端末ラインアップに、ファーウェイの製品は1台も採用されていません。また、SIMフリー市場で勢いに乗るOPPOや新規参入のシャオミに対し、GMSなしでどう対抗していくかという課題もあります。
困難な状況ではあるものの、HUAWEI P40 Proの仕上がり具合から、ファーウェイが本気でスマホを作ることをまだまだ諦めないという姿勢は伝わってきます。