アドビ新スマホアプリ「Photoshop Camera」使ってわかった○と△ (4/4)

文●井上 晃 編集●飯島恵里子/ASCII

2020年07月15日 12時00分

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必要システム構成

今後のアップデートにも期待

 さて、Photoshop Cameraを使ううえで、気になる部分も3つありました。まず、同アプリを利用するにはアドビアカウント(無料)でのログインが必要で、対象年齢は13歳以上となります。システム構成については、iOS 12以降のiPhone 6s以降、およびAndroid 9以降の一部デバイスをサポートするとありますが、AndroidはPixelやGalaxyなどの一部シリーズに限定されている点に注意が必要。いまのところXperiaやAQUOSの名前は記載されていません。

 次に、やはり使用シーンが限定されるということ。いまのところ加工のパターンが限られているので、SNSに公開して楽しめる期間は短いような印象を受けました。アーティスティックなレンズも個人的に感性が合わず、レビューという視点を超えて遊べないのが正直なところ。レンズのバリエーションが今後増えることに期待したいと思います。Photoshop Camera自体は無料で使えますし、気長に待つのは問題ないかなと――。

 そして、これは贅沢な望みかもしれませんが、やはり自動認識された被写体の輪郭を微調整はできるようにしてほしい。一応、別アプリとして連携できる「Photoshop Express」に、輪郭調整機能はあるものの、この調整はPhotoshop Cameraでの可能そのものには影響しないようなので、実質的に被写体の輪郭がうまく認識されるかどうかは撮影した写真頼みという状況。

 Photoshop Cameraでの加工を想定する場合には、あらかじめ数カットを撮影しておくように心がけた方が良いかもしれません。

 

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