主要格安SIMの料金表（今回は音声SIM）とともに、格安SIM、SIMフリースマホなどの1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。先週は、楽天モバイルのオリジナル機「Rakuten Hand」が発売された。横幅63mmの小型端末で700番台のスナドラを搭載、さらにおサイフケータイに対応しながら、2万円という価格に注目が集まっている。

9月の発表時に話題になった「Rakuten Hand」が発売。基本的には楽天モバイルで利用する端末とは言え、2万円は破格

実質的に楽天モバイル専用機ながら
このスペックとFeliCa搭載で2万円！ 初回契約なら4980円に

　9月の発表会で予告されていた、楽天モバイルのオリジナル機第3弾となる「Rakuten Hand」が発売された。価格は2万円（税込）で、「Rakuten UN-LIMIT V」の新規契約との同時購入で楽天ポイントが1万20ポイント、「Rakuten UN-LIMIT V」の初回申込時に適用される5000ポイントと合わせて還元されることで、実質4980円～としている。

カラバリは3色用意

　Rakuten Handの魅力は、製品名からもわかるように片手におさまるサイズ。以前に登場した「Rakuten mini」ほどの小型さではないものの、横幅は約63mmと現行のiPhone SEよりもコンパクト、iPhone 12 miniよりも若干下回るサイズで、当然片手で楽々操作できる。

何と言ってもこのサイズ感が最大の魅力

　一方でスペック面も充実しており、縦長5.1型（19：8、720×1520）の有機ELディスプレーに、Snapdragon 720G、4GBメモリー、64GBストレージ、48メガ＋2メガカメラ（イン16メガ）、画面内指紋センサー（＋顔認証）、2750mAhバッテリーとミドルクラスとしては十分な性能なので、価格からは相当に破格という印象。さらにおサイフケータイにも対応している。

　ネットワーク面では4Gまでの対応で、eSIMのみ利用可能。LTEの対応バンドは1/2/3/4/5/7/18/19/26/28/38/41/42となっているが、VoLTEは楽天網のみの対応ということで、実質的には楽天モバイルのサービス向けの端末と言える。

　カラバリは、ブラック／ホワイト／クリムゾンレッドは3色。楽天モバイルのサイトでは、本体購入時に専用クリアケースが0円、専用レザーケース980円で入手可能となっている。

オプションで用意される専用レザーケースを装着したところ

人気の音声通話付きSIMの料金表（税抜）
（データ専用SIMは過去の分をクリック）

^{※1：2021年3月開始予定
※2：2021年2月以降開始予定
※3：2020年12月下旬開始予定
※4：新規契約時または契約変更時に6ヵ月間、月700円が割引される。
※5：au網を用いたサービスは基本的にいずれも直近3日の通信量が6GBを超えた場合の通信速度の制限がある}