スマホの概念を超えた真のプロ用スマホ「Xperia PRO」を体験 (1/2)

文●中山 智 編集●ASCII

2021年01月29日 12時00分

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プロのクリエイター向けXperia
「Xperia PRO」はスマホであってスマホにあらず!

 ソニーモバイルコミュニケーションズから発表された、Xperiaシリーズの最新モデル「Xperia PRO」。5Gでの通信はミリ波に対応し、HDMIの入力ポートを装備することで、デジカメやビデオカメラのモニターとして使えるほか、ライブストリーミングで出力する機能も装備している。このXperia PROの実機をチェックする機会がメディア向けに設けられたので、そのレポートをお届けしよう。ただし体験時間が30分だったので、細かな機能や性能を確認する時間はなく、ファーストインプレッションとなっている。端末の詳細なレビューは後日お届けする予定だ。

Xperiaシリーズの最新モデル「Xperia PRO」

 Xperia PROは、昨年発売された「Xperia 1 II」をベースとしており、プロセッサーはSnapdragon 865でディスプレーやカメラの性能などはXperia 1 IIと同等だ。ただし外観の印象は変わっており、サイズは約75×171×10.4mmとひとまわり大きいだけでなく、本体側面や背面の素材も樹脂となっている。

アスペクト比21:9のディスプレーなのでスリムではあるが、厚さは10mmを超え重量も225gと大型スマホ

カメラのスペックはXperia 1 IIと同等

本体に厚みがあるので、カメラ部分の出っ張りはなくなっている

左がXperia 1 IIで右がXperia PRO

Xperia 1 II(左)とXperia PRO(右)では背面の印象がかなり違っている

本体の厚さはXperia PROのほうが約2.5mm厚い

 さらに、マット調の仕上げでざらっとした感触。指紋も目立たずグリップしやすく「プロ向けの機材」といった印象が強い。本体素材を採用した理由として、ソニーモバイルは電波感度をあげている。Xperia PROが対応している5Gのミリ波は手で覆うだけでも影響が出るほどなので、電波を通しやすい樹脂が選ばれたというわけだ。

本体背面は樹脂でマット調仕上げになっている

 本体右側面には音量ボタンと指紋認証センサー一体型電源、そしてXperiaシリーズではおなじみのシャッターボタンがある。さらにXperia 1 IIではなかったショートカットキーも搭載。このボタンはカスタマイズ可能で、標準では電波強度や通信速度などを確認できるオリジナルアプリ「ネットワークビジュアライザー」が割り当てられている。

本体右側面

右側面の右側にはXperia PROのロゴを記載

シャッターボタンと電源ボタンの間にショートカットキーを搭載

本体上部にはイヤホンジャックを装備

ネットワークビジュアライザーで上下左右4方向に配置されたアンテナの状況がモニタリングできる

ピンなしで引き出せるトレー式で、デュアルSIM仕様だが片方はmicroSDと排他仕様

 特徴的なのは本体下部のコネクター。USB Type-Cに加えてmicroHDMIを搭載。ここにデジタル一眼カメラやDVカメラなど、HDMI出力が可能な機器とHDMIケーブルで出力すればXperia PROのディスプレーでそのモニタリングが可能となる。

本体下部は左がType-CでmicroHDMIはキャップで覆われている

microHDMIのキャップは防水のためなので、microHDMI使用時は防水機能無効になる

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