●大混乱が起きるかも
確かに、決済サービスが「使えない」という告知は、キャリアが率先してアピールしてはいないので、結構な「盲点」になっている。
ユーザーとしては「知らない間に解約になっていた」と、どこかのタイミングで気がつくのかも知れない。
やっかいなのは、キャリア決済サービスを利用しているコンテンツ提供会社だろう。せっかく集めた顧客から、毎月、確実に会費などを徴収できていたのに、ahamoなどのオンライン専用プランに乗り換えられたことで、自動解約となっては収益に大きなダメージを与えかねない。アーティストのファンクラブやゲームサイト、情報提供サイトなど、結構な範囲のコンテンツ提供会社が影響を受けるのではないか。
NTTドコモではahamoにおいて、
・d払い(街、ネット)
・ドコモ払い
・コンテンツ決済サービス(Google Play、iTunes)
といった決済サービスを提供しているが、コンテンツ提供側が対応していないことには混乱が生じかねる。
NTTドコモのサイトではデータの引き継ぎなどについて「各コンテンツでご確認ください」と、ちょっと投げやりな対応となっており、ahamoが開始されると、コンテンツ業界とユーザーの周りで阿鼻叫喚の大混乱が起きてしまうかもしれない。