主要格安SIMの料金表（今回は音声SIM）とともに、格安SIM、SIMフリースマホなどの1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。先週はOCN モバイル ONEが4月からの新料金を発表。3GBの音声SIMが税抜月900円など大幅値下げ。また、通話定額が専用アプリ無しで可能に。さらにシャオミが1億画素カメラの新スマホを予告。

1GBプランだと音声SIMが税抜月700円！

OCN モバイル ONEが4月から料金改定
通話定額は専用アプリが不要とラクになる

　大手の格安SIMでは最後発となったが、「OCN モバイル ONE」がついに4月からの新料金を発表した。特に値下げ幅が大きいのが、音声SIM。1GBプランが月700円（以下、すべて税抜）、3GBプランが月900円、6GBプランが月1200円、10GBプランが月1600円。データSIMとの料金差はほぼ無くなっているほか、格安SIMが強味を発揮する低容量にターゲットを絞るためか、20GB／30GBプランも新規受付を終了する。なお、2019年11月から提供されている「新コース」（低速時の通信量に制限がある）の利用者は4月以降、自動的に新料金が適用される。

3GBのデータ＋かけ放題でも税抜月2200円。専用アプリが不要になるのも大きく、通話メインの人にも人気が出そうだ

　音声通話にも変更が加えられている。OCN モバイル ONEに限らず、多くのMVNOの格安SIMで通話定額を利用するには、電話番号の番号にプレフィックス番号を加えるか、その作業を自動で実行する専用アプリが必要だった。これがMVNOの格安SIMの利便性を（Y!mobileやUQ mobileなどと比べて）かなりの部分で損ねていたのは確かだ。

　この問題についてOCN モバイル ONEでは、4月7日以降、普通に電話をかければ、安価な通話料（30秒あたり10円）、オプションを追加していれば通話定額が自動的に適用されるようになる（1回の通話時間に制限がない「完全かけ放題」は月1300円、「10分かけ放題」と「トップ3かけ放題」は月850円）。他の格安SIMも同様の対応が今後なされることに期待したい。

　なお、今回の新料金に合わせて、OCN モバイル ONEの音声SIMの契約を前提に、人気スマホが格安で入手できる「goo Simseller」で4月1日からセールを実施。「Redmi 9T」や「OPPO Reno A」など5端末が1円で販売されるとのことだ。

シャオミが1億画素カメラ搭載の
「Redmi Note 10 Pro」の国内発表を予告

　先週はシャオミが公式Twitterアカウント（@Xiaomi Japan）で、新モデル「Redmi Note 10 Pro」の3月31日の国内発表を予告している。同機は1億800万画素の4眼カメラを搭載。グローバルモデルのスペックを見ると、リフレッシュレート120Hzの有機ELやSnapdragon 732Gなども見られる。

新たなるチャレンジと向き合い、境界線の向こうへ！
3月31日12:00に、新しいRedmiNoteスマートフォンをご期待ください！ pic.twitter.com/zOfYBfxCwU

— Xiaomi Japan (@XiaomiJapan) March 22, 2021

　Redmiシリーズということで、相当にお手頃な価格が期待できるが、最近はキャリアからの製品リリースも続いているだけに、SIMフリーなのかキャリアモデルなのか、その点も気になるところだ。

人気の音声通話付きSIMの料金表（税抜）
（データ専用SIMは過去の分をクリック）

^{※：au網を用いたサービスは基本的にいずれも直近3日の通信量が6GBを超えた場合の通信速度の制限がある}