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モトローラの超個性派スマホ「razr 5G」はシンプルに折りたためることが楽しい (1/2)

文●佐野正弘 編集●ASCII

2021年04月08日 12時00分

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 モトローラ・モビリティの「razr 5G」は、大画面のディスプレーを直接折りたたんでコンパクトにできる、フォルダブルタイプの5G対応スマートフォン。折りたたんだ状態でも背面の「クイックビューディスプレイ」を使って必要な情報をすぐチェックできるなど、独自性が非常に強いスマートフォンに仕上がっているrazr 5Gの中身を、実際に触れて確認してみよう。

大画面をコンパクトにできる
シンプルさ重視の設計

 まずは外観だが、開いた状態では21:9比率の6.2型ディスプレーを搭載しており、サイズは開いた状態で約72.6×169.2×7.9mm、重量は約192gとなる。

「razr 5G」を開いた状態。この状態では6.2型の縦長な大画面スマートフォンだ

開いた状態で背面から見たところ。下部中央にあるモトローラロゴは指紋センサーだ

 やや小さめだが6.1型で、21:9比率のディスプレーを搭載した「Xperia 5 II」のスペックを見ると、サイズが約68×約158×約8.0㎜、約163gとなっている。razr 5Gは本体下部にかなり厚みがあるとはいえ、開いた状態では一般的なスマートフォンと大きな差はない印象だ。

 そして最大の特徴となるのは、やはりディスプレーごと本体を折りたたんでコンパクトにできること。モトローラのかつての人気機種「RAZR」シリーズをイメージしたデザインとなっており、国内の折りたたみ携帯電話、あるいはモトローラの1G、2G時代の携帯電話になじんでいた人にも懐かしさがあるかもしれない。ちなみに閉じた状態では約72.6×91.7×16mmと、手のひらに乗るくらいのコンパクトさだ。

開いた状態を側面から見たところ。下部の出っ張りなどはかつてのRAZRシリーズを思い起こさせるデザインだ

閉じるとサイズは半分で非常にコンパクト。手のひらに乗るサイズ感だ

 同じく縦に折りたたんでコンパクトにできるスタイルのスマートフォンといえば、日本ではKDDIのauブランドから販売されている、サムスン電子製の「Galaxy Z Flip」シリーズが既に存在する。だがrazr 5GはGalaxy Z Flipと比べた場合、コンセプトの違いなどもあってかヒンジ部分に決定的な違いがある。

 それは本体を開いた際の角度調節ができないこと。Galaxy Z Flipは開いた時の角度が調節できるヒンジを搭載しており、それを活かしてアプリの画面を半分に分割し、別々の機能が利用できる「フレックスモード」が用意されている。だがrazr 5Gはあくまで、大画面を折りたたんでコンパクトに利用することを重視した設計となっているため、ヒンジを途中で止めることができないのだ。

ディスプレーを直接折り曲げて折りたたむが、途中の角度で止めることはできない

 それゆえヒンジを生かした機能などはなく、「開く」「閉じる」のいずれかの状態にしかできないのはやや惜しいところでもある。ただ構造の違いもあってか、サムスン電子製の折りたたみスマートフォンと比べた場合、ヒンジ部分にあるディスプレーの“筋”が目立ちにくくなっているのはメリットといえるかもしれない。

背面ディスプレーは汎用性が非常に高い

 一方でrazr 5Gが重視しているのが、背面ディスプレーである。Galaxy Z Flipの背面ディスプレーは約1.05型と狭く、時間や通知を確認するなど用途はかなり限定されていたが、razr 5Gは閉じた状態でも4:3比率で2.7型のタッチ操作可能な「クイックビューディスプレイ」が搭載されているのだ。

背面には2.7型の「クイックビューディスプレイ」を搭載。閉じた状態でも通知などを確認しやすい

 クイックビューディスプレイでは時間を確認したり、通知をチェックそたりできるのはもちろんだが、ほかにも非常に多くの機能を利用できる。電話をかけたり、メッセージに返信したりすることも可能で、フリック入力に対応した日本語キーボードの利用が可能だ。

日本語キーボードによる文字入力も可能。メールやメッセージの返信も閉じた状態で対応できる

 またショートカットを追加すれば、razr 5Gにインストールしたアプリを直接動かすこともできる。タッチ操作もできるため、画面は狭いが通常のアプリとまったく同じ感覚で操作することが可能だし、広い画面で操作したいと思った時は、本体を開けば同じアプリをそのまま大画面で利用することも可能だ。

ショートカットを設置すれば、razr 5Gにインストールしたアプリをクイックビューディスプレイ上から動作させられる

 では、どの程度のアプリが動作するのだろうか。実際に試してみたところ、画面サイズに表示を最適化するアプリであれば大抵は問題なく動作するようで、音楽を聴くだけでなく動画を再生することもできる。ただ狭い画面や横長の画面を考慮していない設計のアプリ、たとえば画面の上部がスクロールせず固定しているアプリなどは、利用に支障が出やすい傾向にあるようだ。

「YouTube」で動画を再生してみたところ。大抵のアプリは問題なく動作するが、画面が狭く横長なこともあって、アプリによっては非常に使いづらいこともある

 ゲームアプリもいくつか試してみたが、こちらも快適かどうかはともかく、実際に動作してプレイすることは可能だった。ただ本体を開いた時にうまく画面サイズが変わらないことが多く、表示が崩れてしまうことが多かった。アプリが動作し色々な使い方ができるとはいえ、あくまでサブ用途でのディスプレイであることは覚えておきたい。

「PUBG MOBILE」をクイックビューディスプレイでプレイ。快適かどうかを気にしなければゲームも動作するが、本体を開いた時にうまく引継ぎができず表示が崩れてしまう

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