OPPOの初スマートバンド「OPPO Band Style」はアリ? 使って感じた◯と△ (3/5)

文●井上 晃 編集●飯島恵里子/ASCII

2021年05月06日 09時00分

スマートバンド上で縦スワイプで切り替えられるメニューの一覧

タッチディスプレーでの操作

 OPPO Band Styleの本体操作は、タッチディスプレーでする。安価なスマートバンドによくある「ディスプレー横のセンサー部分をタッチする」というタイプではなく、「ディスプレーそのものを触って操作できる」タイプだ。基本的には、上下スワイプでメニューを切り替え、タップで選択、右スワイプで元の画面に戻る操作をする。

 具体的には、ホーム画面から、下に向かって「日常活動」「スポーツ」「心拍数」「酸素飽和度」「睡眠」「呼吸」「天気」「ツール」「設定」「通知」の計11画面が巡回する。

 ただし、メニューが多いことは、スマートバンドにおいて一長一短だ。ポジティブに捉えれば、「いろんなことができて良い」だが、“シンプルにスマートバンドを使いたい人”にとっては、機能が多すぎて「目的の機能に到達するまでに手間がかかる」という事態を招きがちだ。スマートフォンのアプリ内から表示するメニューを絞るような操作が用意されていればよいが、OPPO Band Styleにはその手の配慮はないので、注意しておきたい。例えば、睡眠の記録をバンドから確認しようと思ったら、どうしても5回スワイプして、タップをしなければならない。

<08> ちなみに、ホーム画面をタップすると、歩数や消費カロリー、日付などのほか、接続状態やバッテリー残量などが確認できる画面が表示される

 一方、各機能そのものの使い勝手は良かった。心拍数、睡眠の測定がしっかりできるので、生活ログを残すためのスマートバンドとしての必要最低限をしっかり満たしていると思う(ちなみに、“医療用ではないSpO2計測”はApple Watchに採用されたことでも話題にはなっていて、OPPO Band Styleの製品紹介でも強調されているが、現状この数値を有効活用できる人は極限られているので、高所トレーニングをしたいエンデュランススポーツの競技者でもない限り、特に重視する必要はないと筆者は思う)。

話題の酸素飽和度測定機能も搭載しているが、“医療用ではない”の枕詞が付いている現状では、まだまだ使い所が悩ましいのが正直なところ

 また、Androidをペアリングしている場合には、ツールから「スマホを探す」機能を選択することで、スマートフォンから音を鳴らすことができる。自宅でスマートフォンを見失った際には頼りなるだろう。

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