大手キャリアが販売するAndroidスマホでは、多くの機種が他社プラチナバンドに対応していません。ソニーの最新フラグシップ「Xperia 1 III」においても踏襲されたことで不満の声が上がっています。なぜこのような制限が続いているのでしょうか。
キャリア版スマホの多くが他社バンドに非対応
ドコモが公開している資料を見ていくと、XperiaやGalaxy、arrowsシリーズなど多くのAndroidスマホがauやソフトバンクのプラチナバンドをサポートしていないことが分かります。
AQUOSやPixelシリーズ、ファーウェイ製品など他社バンドに対応したAndroid端末も存在するものの、iPhoneやiPadがいずれも主要バンドに幅広く対応しているのに比べると対照的です。
総務省はSIMロックを原則禁止とするなど、乗り換えのハードルを下げる取り組みを続けています。バンド制限についても議論されており、今後注視していく問題の1つに挙がっています。
最近ではドコモからahamo、ソフトバンクからワイモバイルやLINEMOのように同じキャリア内で安価なプランに乗り換える選択肢は増えています。しかし新規参入の楽天モバイルを含め、キャリアをまたいだ乗り換えを阻害している可能性はありそうです。