課題は大人になるまで囲い込めるか
フリービットとしてもう一つ課題となるのが、ユーザーの継続利用だ。ドコモショップで子どもが使うiPhone用にトーンモバイルを親が契約してくれたとしても、いずれ子どもが大きくなり、自分でお金を払うようになると、NTTドコモのデータ使い放題プラン「ギガホ プレミア」などに乗り換えられてしまうかもしれない。
トーンモバイルは、子どもを持つ親の「撒き餌」として新規契約を獲得する商材にはなるが、いずれNTTドコモの契約に取り込まれてしまう可能性がある。
そのあたりを石田社長に突っ込んだところ「自分でもトーンモバイルを使えている」として、大人になっても十分、使える品質、サービスであることが強調された。
ドコモショップで契約してくれたユーザーを大人になるまで囲い込めるかが、トーンモバイルのこれからの課題となっていきそうだ。