FCNTの法人向けスマホ「arrows BZ03」は5Gに対応し使い勝手も進化した (2/2)

文●村元正剛(ゴーズ) 編集●ASCII

2022年11月18日 11時00分

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スペックは控えめだが、ビジネスに役立つ機能が充実

 OSはAndroid 12。CPUはSnapdragon 480 5G(2.0GHz + 1.8GHz オクタコア)で、メモリーは4GBで、ストレージが64GBという構成。一般向けのスマホではエントリーもしくはミドルクラスに位置づけられる仕様ですが、業務用スマホとしては十分。基本アプリはサクサクと操作できました。

 3520mAhの大容量バッテリーを搭載し、電池は余裕で1日持つ印象。また、電池寿命をより長くする技術を搭載し、3年間使い続けたとしても劣化しにくいことが特徴です。

電池持ちは良さげで、省電力の「バッテリーセーバー」も備える。常時ACアダプターにつないで利用する場合でも、電池の劣化を抑える常時給電モードも搭載

 業務用のスマホはWi-Fi接続で利用することも多いでしょうが、「Wi-Fiハンドオーバー」という機能を搭載していることも特徴。移動しながらWi-Fi接続で通話をした場合に、接続中のWi-Fiアクセスポイントから離れて、電波が弱くなった場合に、より強い電波でつながる別のWi-Fiアクセスポイントに切り替わり、安定した品質で通話を続けられるという機能です。さらに音声通話では、通話相手がマスクを着けていても通話音声を聞こえやすくする「マスク通話モード」、相手にはっきり聞こえるようにする「はっきりマイク」も備えていて、電話機能をよく使う人には便利です。

 ロック画面から素早く起動できる「FASTメモ」、よく使うアプリを素早く起動できるように設定できる「スライドインランチャー」など、一般向けのarrowsでおなじみの便利機能も使えるので、arrowsユーザーなら違和感なく使えるでしょう。

ロック画面から素早く起動できる「FASTメモ」は音声、テキスト、写真のメモが可能

画面端から内側にスワイプして表示する「スライドインランチャー」は、表示させる位置やアプリのメニューを自由に設定できる

オンラインミーティングを快適に行うための機能も搭載

FeliCaを搭載しているので、おサイフケータイも利用できる

前モデル「arrows BZ02」のほうが優れている部分も

 arrows BZ03は、2021年8月に発売された「arrows BZ02」の後継モデルですが、置き換えではなく、BZ02もラインナップの一つとして販売が続けられます。BZ03とBZ02はどこが違って、BZ03はどこが進化したかもチェックしてみました。

 最大の違いは、言うまでもなく通信機能が強化されたこと。BZ02は4Gまでの対応ですが、BZ03は最新の5Gに対応し、下り最大1.9Gbps、上り最大218Mbpsの高速通信を利用できます。それに伴い、5G向けのプロセッサーに変更されたため、処理速度も向上しています。

「Geekbench 5」というアプリでベンチマークを測定した結果。左がBZ02、右がBZ03のスコア。どちらもSnapdragonの4シリーズを搭載しているが、5G向けのSnapdragon 480 5Gを搭載するBZ03が大きく上回った

 ディスプレイはBZ02が約5.6インチ(720×1480ピクセル)だったのに対して、BZ03は約5.7ドット(720×1520ドット)と、わずかにサイズアップしました。ただし、BZ02が有機ELディスプレーであるのに対して、BZ03はTFT方式の液晶ディスプレー。BZ03も明るく見やすく表示されますが、より輝度が高く、高コントラストで表示されるBZ02の画質を好む人が多いかもしれません。

左がBZ02、右がBZ03。画面の明るさを最大限にして比べると、有機ELディスプレーを搭載するBZ02のほうが明るくメリハリが感じられる画質と感じられた

 アウトカメラはBZ02は約1310万画素のシングルカメラでしたが、BZ03は約1310万画素の広角カメラに約190万画素のマクロカメラが追加され、デュアルカメラに進化しています。ただし、インカメラの仕様は、約800万画素(BZ02)から約500万画素(BZ03)へと少し控えめになっています。

BZ03は広角+マクロのデュアルカメラになった。撮影を要する業務がある場合はBZ03が有利だ

 BZ03がnanoSIM+eSIMのデュアルSIMに対応していることは先述しましたが、BZ02はeSIMには対応していません。カードスロットにnanoSIMを2枚装着できますが、2枚目のSIMはmicroSDとの排他利用になっています。そのため、microSDカードを装着した場合はデュアルSIMは使えません。

 実は、BZ02にあってBZ03にないものもあります。BZ02にはストラップホルダーがありますが、BZ03にはありません。ネックストラップを着けて、首や肩からぶら下げて使いたい場合にはBZ02が魅力です。5Gを必要としないのなら、BZ02を検討する価値がありそうです。

ストラップホルダーはBZ02ならではの魅力

1年が一般的なメーカー保証期間だが
arrows BZシリーズは3年保証

 arrows BZシリーズは、業務で使うために必要なアプリのインストールや、逆に不要なアプリや機能を削除するなどのカスタマイズにも対応してもらえます。導入後のサポートサービスも提供されており、一般的にメーカー保障は1年間が主ですが、arrows BZシリーズは3年間の長期保障を提供しています。

 また、自然故障に加えて、落下・水没・火災・落雷などによる破損・故障においても3年間、負担金なしで修理してもらえる「ワイド保証サービスZERO」にも加入できます。3年間、安心して使い続けられることも、arrows BZ03のメリットといえるでしょう。

「arrows BZ03」の主なスペック
メーカー FCNT
ディスプレイ 5.7インチ液晶
画面解像度 720×1520ドット
サイズ 約147×71×9.4mm
重量 約172g
CPU Snapdragon 480 5G
2.0GHz、1.8GHz、オクタコア
メモリー 4GB
内蔵ストレージ 64GB
外部ストレージ microSDXC
(最大1TB)
OS Android™ 12
カメラ アウト:約1310万画素
+約190万画素
イン:約500万画素
対応バンド(5G) n3, n28, n77, n78, n79
無線LAN 802.11a/b/g/n/ac(5GHz対応)
バッテリー容量 3520mAh
FeliCa/NFC ○/○
防水/防塵 ○/○(IPX5/IPX8、IP6X)
(洗える/アルコール除菌/耐薬品)
生体認証 指紋認証
Dual SIM nanoSIM+eSIM
USB端子 Type-C
カラバリ ブラック

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