iPad miniをシステム手帳にする2つの方法
iPad miniをシステム手帳として使うには、「手帳アプリ」または「ノートアプリ」のどちらかを使う必要がある。それぞれのアプリには一長一短があるので、目的や好みに合わせて選ぼう。
●「手帳アプリ」を使うメリット・デメリット
手帳アプリは、システム手帳としての機能に特化したアプリのこと。紙の手帳をiPadで実現することを目的としているので、紙の手帳と同じような感覚で使えるのが特徴だ。そのため、導入時の敷居が低く、すぐに使い始められるというメリットがある。
そのほかのメリットとしては、「Googleカレンダー」などのカレンダーサービスと連携できる点が挙げられる。例えば、会社のパソコンで「Googleカレンダー」に予定を追加したら、iPad miniの手帳アプリにも反映される。このように、ほかのデバイスで入力した予定やタスクなどをそのまま扱えるのがポイントだ。
手帳アプリのデメリットは、手書きしたデータなどの同期に制約がある点。アプリによっては、手書きやスタンプなどのデータが同期できない。同期に対応しているアプリであっても、機能をフル活用するにはサブスク契約が必要だったりする。そのため、気軽に試せないのは残念なところだ。
●「ノートアプリ」を使うメリット・デメリット
ノートアプリは、その名のとおりにiPadをノートとして使うアプリ。ペンデバイスを使って自由に手書きできるのが特徴で、非常に高機能なものが多い。ノートアプリを使うメリットは、カスタマイズ性が非常に高いこと。定番的なアプリなら多くのテンプレートが配布されているので、自分好みのデザインを選びやすい。
ノートアプリが持つ、「画像やドキュメントなどの貼り付け」「音声メモの録音」といった機能がそのまま使えるので、マルチに情報を集約しやすいのがメリット。アプリによっては、手書き文字検索機能が使えるのも大きな強みだ。けっこう乱雑な筆跡でも認識してくれるので、情報を素早く見つけられる。
ノートアプリのデメリットとしては、すぐに使い始められない点。自分でテンプレートを探して設定しなければならないので、操作に慣れていない人にとってはやや敷居が高いかもしれない。
また、既存のカレンダーサービスとの同期が難しい点もデメリットだ。ノートアプリに予定を書き込んでも、それをカレンダーサービスに予定として自動で追加できない。カレンダーサービスとの併用を考えている人にとっては二度手間となってしまうのが辛いところだ。