格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す!

6月からの楽天モバイル「Rakuten最強プラン」は本当に“最強”になったのか (2/2)

文●正田拓也 編集● ASCII

2023年06月18日 12時00分

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実際の速度も電波の強さも筆者にとっては楽天モバイルが上

 実際に速度を計測してみたが、UQ mobileと楽天モバイルの比較では楽天モバイルの方が上ということが大きい。

 計測に使ったのはOPPO A55s 5Gで、2回線をデュアルSIMで切り替えながら使った。特に夕方のような混雑時にはUQよりも楽天モバイルが優れているという結果になった。また、アンテナ表示も筆者宅では楽天モバイルが4本立ち、UQモバイルは2本と差がある。

楽天モバイルに接続すると、平日夕方で下りで80Mbpsオーバー、上りも20Mbps超えを記録

UQでは下り30Mbps弱、上りは数Mbps程度と遅い。アンテナ表示も2本

楽天が最強と主張するのは料金が割安という面も大きい

 かなり使い勝手のよくなった楽天モバイルだが、それは月3278円でデータ通信使い放題、Rakuten Linkを使った国内通話定額が無料と、割安な料金である点が大きい。さらに20GBまでなら月2178円とMVNOの格安SIM並だ。

 サービスエリアや昼休みの時間帯の速度低下がないという点まで含めると、筆者にとって条件が近いサービスはLINEMO「スマホプラン」(20GB)になるが、スマホプランは通話定額がなくて、月2728円となる。

20GBクラスの競争がはじまった、しっかり選んでお得をゲット

 筆者の使い方では、楽天モバイルを目一杯使ったとして、月間15GB程度。まさに今注目を集めている中容量帯と言われるクラスだ。

 楽天モバイルのエリアの不利が少し解消されたことで、UQ mobile「コミコミプラン」や日本通信SIM「合理的20GBプラン」、ドコモ「ahamo」といった、月20GBクラスのサービスと張り合うことになりそうだ。月20GBクラスは月10GB程度のプランに比べると、やや高い印象があったが、今後は20GBプランが再び注目を集めて、熱い戦いが繰り広げられる可能性がある。

 各サービスはそれぞれ条件が異なり、サービスエリアや利用シーンも違うので単純な優劣はつけられないが、自分に合ったものを選ぶと、かなりお得で便利に使えそうだ。

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