ファーウェイのスマートウォッチ「HUAWEI WATCH 4」を1ヵ月ほど使ってみました。同社のラインナップの中では上位のモデルで、eSIMを搭載するなど、機能も充実。なので、価格も5万9860円(HUAWEIオンラインストアでの記事掲載時の価格、以下同)と、それなりです。
ファーウェイには、コスパに優れた「HUAWEI WATCH GTシリーズ」があります。最新の「HUAWEI WATCH GT 4」の46mmモデルはHUAWEI WATCH 4と同等サイズで、レザーバンドモデルの価格は3万2833円。どちらを選ぶべき? と迷う人がいるかもしれません。と言うよりも、しっかり比べて選ぶべきでしょう。
HUAWEI WATCH 4の優位性は?
どちらも使った筆者が感じたHUAWEI WATCH 4の優位性は下記の3つ。
①単体で電話をかけられる
②アプリを追加できる
③デザインが先進的
それぞれについて説明していきます。
①単体で電話をかけられる
eSIMに対応していてスマートウォッチ単体で電話を発着信できることは大きな利点。SMSの送受信もでき、地図アプリも使えるので、もはや「腕に巻けるスマホ」といった趣きです。
しかし、HUAWEI WATCH 4のeSIMは、日本の携帯電話事業者が提供するワンナンバーやナンバーシェアといった、スマホの電話番号を共有するサービスには対応していません。スマホとは別の電話番号を使う仕組みなので、使い勝手はいいとは言えません。普段、スマホとは別に通話用のガラケーを持っていて、そのガラケーの役割をHUAWEI WATCH 4に移行するといった使い方であればアリでしょう。
②アプリを追加できる
HUAWEI WATCH 4は、ウォッチからファーウェイ独自の「AppGallery」にアクセスして、必要なアプリを追加することができます。筆者は電卓やミニゲームのアプリをインストールしてみましたが、購入後に、機能を追加できることは大きなメリットと感じました。
③デザインが先進的
HUAWEI WATCH GT 4のディスプレイサイズが約1.43インチで、文字盤がフラットであるのに対して、HUAWEI WATCH 4は約1.5インチと大きく、エッジが曲面の3Dカーブガラスを採用しています。両モデルのサイズ感はほぼ同じですが、HUAWEI WATCH 4はベゼルレスに見えて、スペックの差以上に画面が広く感じられます。
円形の黒いドームに文字が浮かび上がるようで、腕時計ではなく、未来感のあるデバイスといった印象。文字盤のカスタマイズを楽しみたい人にも向いているでしょう。