高いコストパフォーマンスが特徴のシャオミのミドルレンジスマートフォン「Redmi Note」シリーズ。その最新モデル「Redmi Note 13 Pro+ 5G」は、デザインやカメラ、ディスプレーや性能に至るまで、ハイエンドに迫る内容ながらも、およそ6~7万円台と購入しやすい価格を実現している。その実力を実機から確認してみよう。
曲面ディスプレーやカメラ周りの色使いなどデザインに特徴
まずは本体を確認すると、Redmi Note 13 Pro+ 5Gは6.67型の有機ELディスプレーを採用しており、サイズは約74.2×161.4×8.9mm、重さは204.5g。200gを超えるので手に持つとやや重量感はあるが、サイズ感としては最近の大画面スマートフォンとしては一般的だ。
ただ、Redmi Note 13 Pro+ 5Gは、側面がカーブしたエッジディスプレーを採用しており、それが画面占有率の高さと高級感のあるデザインを演出している。とはいえ、エッジディスプレーはデザイン面でのメリットが大きい一方、強度やゲーミング用途などで不満を抱く傾向にあることから採用が減少傾向にあるのだが、 少なくとも強度面に関しては「Gorilla Glass Victus」の採用によってカバーしているようだ。
加えて背面に関しても、前面同様側面がカーブしていることから、手にした時の印象はスペックの数値以上に薄い印象を与えている。また、背面自体のデザインにも特徴があり、カメラは最近のサムスン電子の「Galaxy S」シリーズに近い、個々のカメラを強調したものとなっているが、カメラ自体の高さはあるので側面を背にして置いた時の傾きがやや気になる。
またカメラ部分とライト、そしてFeliCaマークや「Redmi」のロゴがある部分が、それぞれ異なる配色のなされたタイル状の特徴的なテクスチャーとなっているのも特徴的だ。こうしたデザインを前面に打ち出すと、シンプルなデザインのスマートフォンが多い日本では派手で浮いてしまいやすいのだが、Redmi Note 13 Pro+ 5Gは配色自体が薄く、落ち着いた印象に抑えられている。
側面のインターフェースを確認すると、右側面に音量キーと電源キー、底面にUSB Type-C端子とSIMスロットのみ。指紋センサーはディスプレー内蔵型となっており、高級感を演出するためシンプルな構成に抑えているようだ。