2021年8月に日本市場に参入して以来、右肩上がりで注目を集めているロンドン発の新興ブランド「Nothing」。今年は、おサイフケータイに対応させた「Phone(2a)」をリリースし、東京でワイヤレスイヤホンの新製品「Ear」「Ear(a)」の発表会を開催するなど、日本市場に積極的な姿勢を示しています。
そんな中で発表されたのがPhone(2a)のSpecial Edition。端的に言えば“カラバリの追加”なのですが、それだけで済ませてはいけないような存在感があるんです。というわけで、Phone(2a)の通常モデルとじっくり比べてみました。
通常モデルとの違いは背面パネルだけじゃない!
Nothing Phone (2a) Special Editionのハードウェアのスペックは、通常モデルと共通。違いはデザインだけのようです。
Special Editionは、パッと見では通常のモデルの「ミルク」に着色したように見えますが、ベースとなる白がそれぞれ違います。通常モデルはブルー寄りの涼しい白で、Special Editionはイエロー寄りの温かみのある白(※筆者の印象です)。背面を覆う透明パネルも、通常モデルが乳白色に見えるのに対して、Special Editionは混じり気のないクリアな透明です。
通常モデルの背面はトーンの異なる白の組み合わせでデザインされていて、カメラは黒。金具が使われている部分はシルバーで、1ヵ所だけ赤があしらわれて、そこがアクセントになっています。一方、Special Editionはコイル状にデザインされた円や曲線はグレーで、アクセントカラーとして赤、黄、青の三原色が使われています。
これによって通常モデルとはガラリと印象が変わり、「ガンダムっぽい」という声も。通常モデルのブラック、ミルクは刺さらなかったけれど、Special Editionには惹かれるという人も少なくないのでは?
実際に使ってみないと気づかない違いもありました。それはSIMトレイ。通常モデルは白でデザインされていますが、Special Editionはグレーのラインが入っていました。
ホーム画面もSpecial Editionにできる
Nothingの製品には「イースターエッグ」と呼ばれる隠し機能が搭載されていることも知られています。Nothing Phone (2a) Special Editionにも、イースターエッグがありました!
イースターエッグを開放すると、ホーム画面をカスタマイズする色に「スペシャルエディションカラー」が追加されます。これに切り替えると、ホーム画面とアプリ一覧画面に表示するアイコンの色が白、グレー、黄、青になり、バッジは小さな赤丸で表示されます。背面パネルと同じ配色にできるわけです。
隠し機能なので、ここで手順を書くわけにはいきませんが、Nothingのコミュニティサイトなどに解説がありますので、買った人はぜひ探してみてください。探す楽しみもありますよ。