どうなる? カメラの出っ張り
iPhone 16シリーズはデュアルレンズカメラのレイアウトが、14シリーズ以来再び2つのレンズがストレートに2つ並ぶ配置に戻りました。空間ビデオ撮影に対応するためです。
iPhone 16 Proは望遠カメラの仕様が大小モデルが同じ光学5倍ズームに揃いました。iPhone 16シリーズは広角カメラが48MP Fusionカメラにレベルアップしたほか、超広角カメラによるマクロ近接撮影に初めて対応しました。
魅力的な機能アップを果たしたカメラユニットまわりの大きさはどのように変わっているのでしょうか。計測してみました。iPhone 16 ProシリーズはiPhone 15 Proシリーズから「変化なし」でした。iPhone 16 ProとPro Maxもサイズは一緒です。
・iPhone 16 Pro Max
ユニット台 厚さ:4.4mm タテ:41.6mm ヨコ:40.7mm
レンズリング直径:16.1mm
・iPhone 15 Pro
ユニット台 厚さ:4.4mm タテ:41.6mm ヨコ:40.7mm
レンズリング直径:16.1mm
筆者の手もとにあるiPhone 15 PlusとiPhone 16 Plusを比べてみました。iPhone 15シリーズは2つのレンズが斜めに配置されていたため、ユニット台の形状はほぼ正方形でした。レンズリングの直径がiPhone 16シリーズは少し大きくなりました。
・iPhone 16 Plus(iPhone 16も同じ)
ユニット台 厚さ:3.3mm タテ:39mm ヨコ:22mm
レンズリング直径:15.9mm
・iPhone 15 Plus
ユニット台 厚さ:3.7mm タテ:32.7mm ヨコ:33mm
レンズリング直径:14.9mm
デザインはここに注目してほしい
最後に4つのモデルについて、デザインの視点から筆者がイチオシしたいポイントを紹介します。
・iPhone 16 Pro
上品なシャンパンゴールドのような色合いの新色「デザートチタニウム」がおすすめです。Proの数々の新機能が片手持ちで扱えるできるサイズ感が魅力。
・iPhone 16 Pro Max
画面が大きいので映像系コンテンツの没入感が高いことと、両手でヨコに構えて写真やビデオを撮影する際に、カメラコントロールの操作感が安定することにMaxを選ぶメリットを実感しました。反対に本体をタテに構えると、カメラコントロールは6.3インチのiPhone 16 Proの方が扱いやすいです。
・iPhone 16 Plus
特に鮮やかなウルトラマリン/ティール/ピンクの3色が“今年のiPhone”らしくて惹かれます。6.7インチの大判iPhoneなのに軽くて頑丈。耐久性能が2倍になったCeramic Shieldガラスパネルを採用しています。
・iPhone 16
4モデルの中で最小・最軽量。背面カバーガラスはガラスの中に塗料を練り込んで透明感を持たせた「Color-infused back glass」を採用。さらっとした手触りがとても心地よいので、できればケースは着けずに使いたいところです。
今回は4モデルのサイズを徹底比較してみました。高性能・高機能なのもうれしいけれど、とにかく軽くスリム、スタイリッシュなiPhoneにひと目ぼれして買いたい!という方々の参考になれば幸いです。
筆者紹介――山本 敦
オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。