オブジェクトをアニメーションさせる
「Keynote」では、作成したオブジェクトをアニメーションさせることが可能だ。さまざまなアニメーションが用意されており、メリハリのあるスライドを作成できる。ただし、アニメーションを使い過ぎると、見てほしい場所が曖昧になってしまうおそれがある。そのため、アニメーションは、ここぞという場面で使うようにしたい。
iPadならではのユニークな使い方は、手書きしたイラストを描いていくように見せられる効果だ。自分が描いたとおりに再現してアニメにするので、見ていて非常に楽しい。このようなアニメを目玉となる部分で挿入しておくと、雰囲気のあるものに仕上げられるだろう。
3Dモデルを挿入する
3Dモデルとは、3次元のデータとして作られた立体的なモデルデータのこと。3Dで描かれているので、前後、左右、上下など、全方向からその形が見られる。
「Keynote」は、汎用的な3Dモデルのファイル形式である「USDZ」フォーマットに対応しており、読み込んで配置できる。例えば、製品写真などの3Dモデルを撮影して配置しておけば、さまざまな向きで見せられるので、相手にとってもわかりやすい。
ちなみに3Dモデルの作成には、アップルが提供するiPhone/iPad向けのアプリ「Reality Composer」を使うのが手軽だ。このアプリは、LiDARスキャナーを搭載するiPhoneまたはiPadを使って、被写体をグルッと回りながら撮影することで3Dモデルを作成できる。プレゼンの幅を広げられるので、ぜひ使ってみてほしい。
【アプリ情報】
Reality Composer
作者:Apple
価格:無料
https://apps.apple.com/jp/app/reality-composer/id1462358802