主要格安SIMの料金表とともに、格安SIM、SIMフリースマホなどの1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。ドコモ・auの新料金プランが話題になっているが、KDDIではサブブランドのUQ mobileも6月から新プラン開始で、実質的な値上げとなる。今回はその内容を詳しく紹介する。

auと同時にUQ mobileも新プランが発表。値上げではあるが、追加要素もいろいろある

コミコミプランは550円値上げで33GB→35GB　Pontaパスも

　UQ mobileは6月3日に新プラン「コミコミプランバリュー」「トクトクプラン2」を開始する。それに合わせて、既存プランの新規受付は終了される（継続しての利用は可能）。

　まずは「コミコミプランバリュー」から。既存の「コミコミプラン＋」は月30GB（現在は終了時期未定で月33GB）と1回10分までの通話定額がセットで3278円。固定回線セットや家族割引などはなく、ドコモ「ahamo」の対抗と言っていいシンプルな内容だった（ahamoと異なり、余った通信量の翌月繰り越しが○）。

35GBの通信量＋1回10分までの通話定額がセット。対応固定回線での割引はないなど、シンプルな内容であるのは変わらず

　「コミコミプランバリュー」もそうした特長は大きく変わらないが、3828円と550円の値上げ。その代わりに通信量は月35GBに。さらにPontaパスがセットになった。これはローソンや映画館（TOHOシネマズ）でのクーポン、各種コンテンツが利用できるというもの。

550円の値上げ分の追加要素の1つ目がこのPontaパス。ローソンや平日にTOHOシネマズに頻繁に行く人なら、すぐ元は取れるかも

　さらに「サブスクぷらすポイント」として、NetflixやYouTube Premium、Google Oneなどのサブスク契約時に20％のポイント還元が提供。これらのサブスクを利用しているユーザーなら、メリットはありそうだ。

人気サブスクでのPontaポイント還元もパーセントがアップ。ネトフリの上位プランとYouTube Premiumの両方に入っているといった人なら結構大きい

回線セット割や家族割引が可能なプランは
「トクトクプラン2」に一本化

　対応固定回線のセット割引や家族割引などが適用される「トクトクプラン」「ミニミニプラン」は、「トクトクプラン2」に一本化。月5GBまでと月30GBまでの2段階制プランとなる。料金は割引無しだと2948円と4048円。

「トクトクプラン2」の内容。小容量で割引が全適用という人の場合はかなり値上がりする

　ここから固定回線セットで月1100円（対応固定回線が無い場合は家族割引も可で月550円）、au PAYカード支払時に月220円の割引が発生し、それぞれ1628円と2728円に。「ミニミニプラン」は月4GBまでながら、最大割引時は1078円だったので、感覚的には大きな上昇。通信量を多く使う人には550円の値上げで、15GB→30GBとなる。こちらも「サブスクぷらすポイント」が適用される。

人気の音声通話付きSIMの料金表（税込）

^{※1：au網を用いたMVNOのサービスは基本的にいずれも直近3日の通信量が6GBを超えた場合の通信速度の制限がある
※2：加入から7ヵ月間無料のキャンペーンで通信量が増量される（以降、月550円）
※3：加入から6ヵ月間無料のキャンペーンで通信量が増量される（以降、月550円）}