現地速報!! 世界初:スマホの中に自動レンズ交換機能を搭載=Huawei「Pura 80 Ultra」発表!!

文●みやのプロ(@E_Minazou)編集● ASCII

2025年07月23日 06時00分



 Huaweiは7月22日にタイ・バンコクのOne Bangkok Forumにてアジア・パシフィック地域のプレスを集め、フラッグシップ・スマートフォンの「HUAWEI Pura 80シリーズ」(ピュラ80シリーズ)を発表した。

“現地速報「Pura80

 Pura 80シリーズは3モデルあり、最上位の「Pura 80 Ultra」と中位の「Pura 80 Pro」は、サイズやディスプレーは同じでリアカメラのスペックが異なる。下位の「Pura 80」はひとまわり小型でカメラもさらに簡易なモデルだ。

“現地速報「Pura80

 最上位の「Pura 80 Ultra」は、メインカメラに1型の新型センサーを搭載し、ダイナミックレンジと集光力を強化。さらに、望遠カメラではレンズ切り替え機構を搭載し1台で2つの焦点距離を実現しているのが大きな特徴だ。

“現地速報「Pura80

 タイでの価格は「Pura80 Ultra」が4万9990バーツ(約22万円)、「Pura 80 Pro」が3万8990バーツ(約18万円)で、両機ともDazzling Forward Symbolデザインを採用。「Pura 80 Ultra」のレンズには、輝くゴールドのリングがあしらわれ、ジュエリーや高級時計のように輝くパターンが複雑な輝きを放つ。

 フラッグシップの最上位モデル「Pura80」のカメラ機能を中心に、発表会での解説と特徴を紹介する。

“現地速報「Pura80

バンコク中心地にある巨大コンプレックスのOne Bangkokで発表イベントを実施

“現地速報「Pura80

“現地速報「Pura80

Director of Flagship Handsets GTMのPeter Liu氏が最初に登壇し、Puraシリーズを解説

“現地速報「Pura80

Huaweiのスマートフォンは常に革新だ

“現地速報「Pura80

搭載するカメラでも先進機能を実現してきた

“現地速報「Pura80

1型のUltra Lighting HDR カメラで
ビデオ撮影でも超高HDRを実現
 

“現地速報「Pura80

“現地速報「Pura80

“現地速報「Pura80

PシリーズからPuraに続くカメラ機能の新技術

“現地速報「Pura80

 「Pura 80 Pro」は3つのリアカメラを積むが、メインには1型のUltra Lighting HDR カメラを搭載し、「トリプル・リアルタイム・フュージョン・テクノロジー」により、ハイライトとシャドウを後付けで処理するのではなく、シーンの超高輝度、明るい部分、暗い部分の3つの異なる信号を同時に取得することで、16EVという超高ダイナミックレンジを実現している。先代のPura70では12EVだったので4EV向上した。

“現地速報「Pura80

“現地速報「Pura80

 そのため、逆光ポートレート撮影も、カメラはハイライトとシャドウの露出を正確にコントロールし、顔は立体的で明るく、リアルな肌色と深みを保ちながら、明るい背景は白飛びしない。

“現地速報「Pura80

“現地速報「Pura80

また、街のネオンや燃え盛るトーチライトまで、露出オーバーや露出アンダーによるディテールの損失なく、忠実に捉える。

“現地速報「Pura80

“現地速報「Pura80

 「AI・シネマティック・エンジン」は Ultra Lighting HDR カメラと連携して動作し、街の夜景、コンサート、夕焼けの背景など、現実世界の様々な状況において、ハイライトとシャドウのディテールを同時に復元し、人間の目が捉える繊細なグラデーションを忠実に再現する。

“現地速報「Pura80

 センサーの大型化により、低照度条件下でもディテールを捉える優れた集光性能も実現。さらに、Ultra Chroma Cameraが正確な色再現をおこない、明瞭で鮮やかな夜景を描き出す。

世界初
前玉自動切り替えの潜望鏡カメラで
83mmと212mmの光学撮影を実現

 「Pura 80 Ultra」の望遠カメラは1台だが、「切り替え式デュアル望遠カメラ」を世界で初めて搭載した。潜望鏡型カメラの前玉を切り替えることで、3.7倍および9.4倍の光学ズームを実現している。

“現地速報「Pura80

“現地速報「Pura80

“現地速報「Pura80

 切り替えは、レンズは動かずに、プリズムと遮光版が入れ違いに移動するもの。「 デュアル・スパイラル・セルフロック技術」と呼び、ミクロンレベルのモーター制御を特徴としている。これによって、1/1.28型センサーと、3.7倍の中望遠レンズ、9.4倍の超望遠レンズを1つのユニットに統合し、業界最大の望遠光量を実現する。

“現地速報「Pura80

2つ並んだ前玉のレンズは動かずに、プリズムと遮光版が逆方向に動いて、光学系を切り替える

“現地速報「Pura80

広角、3.7倍、10倍、20倍の撮影例。

“現地速報「Pura80

“現地速報「Pura80

“現地速報「Pura80

10倍まで光学ズームを実装しているので、100倍のデジタルズームもクリアーだ

“現地速報「Pura80

タイのKOL (Key Opinion Leader)、KanKanKavee氏が登壇し、バンコクで撮影した写真を紹介

“現地速報「Pura80

広角で撮影したバンコクの夜景

“現地速報「Pura80

3.7倍での撮影

“現地速報「Pura80

10倍での撮影

“現地速報「Pura80

30倍での撮影

“現地速報「Pura80

タイで一番高いビル「マハナコンタワー」の撮影例、広角と3.7倍

“現地速報「Pura80

10倍と30倍での撮影例

“現地速報「Pura80

タイといえばのムエタイの試合会場での撮影例

“現地速報「Pura80

 「Pura 80 Ultra」と「Pura 80 Pro」には、ユーザの好みに合わせてカスタマイズできる「AI Smart Controls Button」を導入。カメラ、フラッシュライト、AIレンズなど、個別に設定した機能にワンタップでアクセスできる。

リアカメラのスペックは、

☆メインカメラ:22.5mm相当
5000万画素、1型Ultra Lighting HDR Camera、絞りはF1.6~F4.0を内蔵、OIS搭載

☆超広角カメラ:13mm相当
4000万画素、F2.2

☆望遠カメラ:83mm・212mm相当
5000万画素(3.7倍光学ズーム)、F2.4、センサーシフトOIS
1250万画素(9.4倍の光学ズーム)、F3.6、センサーシフトOIS

☆スペクトルカメラ:
150万画素、Spectral Channels Ultra Chroma Camera

 レンズ焦点距離はフルサイズ換算で13mmから22.5mm、83mm、212mmの画角をカバーし、さらに最高で100倍のデジタルズームが可能。動画は4K(3840×2160ドット)をサポートする。

 撮影モードとしては、AI動画、超高速スナップショット、夜間撮影、スーパーマクロ、高解像度、タイムラプス、超広角レンズ、物理絞り調整、ポートレート、プロ、スローモーション、パノラマ、ライトペインティング、フィルター、ステッカー、マスターAI、笑顔キャプチャー、オーディオコントロール、タイマー、バースト撮影が可能だ。

“現地速報「Pura80

カメラ機能のおまとめ

 搭載するHarmonyOS のAI機能では、のぞき見をカメラで感知して知らせてくれるほか、通話時の双方向のバックグラウンドノイズ除去、WEBページやアプリ、ドキュメントの翻訳も可能となっている。

“現地速報「Pura80

Pura80全体のおまとめ

 ボディカラーはPrestige GoldとGolden Blackの2色。サイズは163×76.1×8.3mmで重さは233.5gだ。

“現地速報「Pura80

“現地速報「Pura80

 ディスプレーは6.8インチで2848×1276ドット、10億7000万色表示のLTPO OLEDで、リフレッシュレートは1~120Hz、1440Hzでの調光、タッチサンプリングレートは最高300Hz。

 OSはEMUI 15.0、メインメモリーは16GBで、ストレージは512GB搭載、ストレージスロットはない。

 バッテリーは5170mAh内蔵で、HUAWEI スーパーチャージ(最大100W)が可能。20V/5A (最大100W)の超高速充電をサポートするほか、20V/4.4A、10V/4A、10V/2.25A、4.5V/5A、5V/4.5Aの超高速充電、および9V/2Aの高速充電が可能だ。

 ワイヤレス充電では、別売のワイヤレスHUAWEI SuperChargeを使えば、最大80Wでの充電が可能となる。

“現地速報「Pura80

専用カバーもファッショナブルなものがそろっている

“現地速報「Pura80

発表会のあとはタッチ&トライです

“現地速報「Pura80

一番大きい右側の望遠カメラには2つの前玉が見えています。

“現地速報「Pura80

こちらが実際の望遠カメラのパーツ

“現地速報「Pura80

望遠カメラのユニットはけっこうな厚みがあります

“現地速報「Pura80

女性歌手のライブも行われ、Pura80 Ultraで撮影ができました

“現地速報「Pura80

超広角13mmでの画角

“現地速報「Pura80

広角22.5mmでの画角

“現地速報「Pura80

2倍デジタルズーム45mm相当での画角

“現地速報「Pura80

望遠3.7倍83mmでの画角

“現地速報「Pura80

望遠10倍212mmでの画角

“現地速報「Pura80

デジタルズーム30倍での画角

世界初
ミドルモデルも1型センサー搭載
「Pura 80 Pro」

“現地速報「Pura80

 ミドルモデルの「Pura 80 Pro」は、ボディーカラーはGlazed Red、Glazed White、Glazed Blackの3色で、サイズは163×76.1×8.3mmとUltraと同じだが、重さは219gと少し軽い。ディスプレーは6.8インチでUltraと同じだ。

 OSはEMUI 15.0、メインメモリーは12GBで、ストレージは512GB搭載、ストレージスロットはない。

 リアカメラのスペックは、
☆メインカメラ:22.5mm相当
5000万画素、1型Ultra Lighting Camera、絞りはF1.6~F4.0を内蔵、OIS搭載

☆超広角カメラ:13mm相当
4000万画素、F2.2

☆マクロ・望遠カメラ:92.5mm相当
4800万画素、4倍ズーム、F2.1、OIS

☆スペクトルカメラ:
150万画素、Spectral Channels Ultra Chroma Camera

 望遠カメラでマクロも撮れ、100倍デジタルズームが可能だ。

“現地速報「Pura80

“現地速報「Pura80

ベーシックモデル「Pura 80」に
新タブレットも発表
 

“現地速報「Pura80

 「Pura 80」のボディーカラーはFrosted Gold、 Frosted White、Frosted Blackの3色。サイズは157.7×74.4×8.2mmで重さは211g。

 ディスプレーは6.6インチで2760×1256ドット、10億7000万色表示のLTPO OLEDで、リフレッシュレートは1~120Hz、1440Hzでの調光、タッチサンプリングレートは最高300Hz。

OSはEMUI 15.0、メインメモリーは12GBで、ストレージは256GB搭載、ストレージスロットはない。

リアカメラ
☆メインカメラ:24mm相当
5000万画素、1型Ultra Lighting Camera、絞りはF1.4~F4.0を内蔵、OIS搭載

☆超広角カメラ:13mm相当
1300万画素、F2.2

☆望遠カメラ:125mm相当
1200万画素の潜望鏡型で5.5倍ズーム、F3.4、OIS

☆スペクトルカメラ:
150万画素、Spectral Channels Ultra Chroma Camera

 こちらのデジタルズームは50倍までとなる。

 バッテリーは5170mAh内蔵で、HUAWEI スーパーチャージは最大66W、ワイヤレス充電は、最大50Wが可能。

“現地速報「Pura80

 同時に発表となったのは、タブレットの「MatePad 11.5」の新モデルで、画面はTFT LCDで最高輝度が600ニト、ペン入力対応。専用キーボードも用意される。

“現地速報「Pura80

“現地速報「Pura80

mobileASCII.jp TOPページへ

mobile ASCII

Access Rankingアクセスランキング