あなたが買うべきガジェットは俺たちに選ばせてくれ! 推しガジェット大賞 2025

3.5万円で全部入りアンドロイド 安っぽさを感じさせないハイコスパスマホ (2/4)

文●松永/岡本/ASCII 編集⚫︎ASCII

2025年07月30日 17時00分

 まずは、AQUOS wish5の魅力から。手にしたときの“満足感”がこの価格帯で得られるのは、なかなか珍しいポイントです。

ポイント(1)選ぶのが楽しい5色の“和風”カラバリ

 見た目にこだわりたい人にはたまらない、5色展開の美しいカラーバリエーション。MISORA(ミソラ)、NADESHIKO(ナデシコ)、WAKABA(ワカバ)、YUKI(ユキ)、SUMI(スミ)といった和風な色名が付いており、落ち着きと遊び心を両立した印象です。質感に工夫があり、安価なスマホにありがちなチープさはまったく感じません。

 こうしたカラー展開は若い世代だけでなく、シンプルで上質なものを好む大人世代にも刺さりそうです。ケースなしでそのまま持ち歩きたくなるデザインですね。

AQUOS

左からMISORA、NADESHIKO、WAKABA、YUKI、SUMIの5色です

ポイント(2)安心して使えるIP69対応の防水防塵

 前モデルでも泡ハンドソープやアルコールシートでの洗浄に対応するなど、耐久性もアピールしていましたが、防水性能がさらに進化してIPX9に対応。高温/高圧の水流に耐えられるレベルで、たとえばキッチンやアウトドアなどの過酷な環境でも安心して使えます。引き続き耐衝撃試験もクリアしており、うっかり落としても壊れにくい仕様です。

 カワイイ見た目なのにタフな点は、この製品の大きな魅力。仕事中や育児中など、どうしても大ざっぱにスマホを扱いがちな人にもピッタリです。

AQUOS

発表会のデモでは高圧水流を吹き付けていても大丈夫なことをアピールしていました

ポイント(3)120Hz対応でヌルヌル動く画面

 本機の液晶は120Hzのリフレッシュレートに対応。Androidのエントリースマホというと、「スクロールがガタガタ」という昔のイメージがいまだに強く残っていますが、本機はそれには当てはまりません。

 SNSの閲覧や動画視聴はもちろん、軽めのゲームであればまずまず楽しめるスペックです。単純な性能だけ見ればエントリークラスであることは否めないのですが、普段使いにおいて十分な体感速度が得られるよう最適化されているという印象です。

AQUOS

購入時に注意したい2つの側面

ポイント(1)あくまでエントリークラス

 価格を抑えているぶん、重たい処理には不向きかもしれません。「通話」「メール」「SNS」「ちょっとした写真」程度のライトな使い方なら文句なしですが、3Dを多用するゲームをプレイするなど、それ以上を望む人には上位モデルのほうが満足できるでしょう。

ポイント(2)本体サイズはやや大きめ

 以前のエントリー機と言えば「コンパクト」のイメージがありましたが、ディスプレーが大きいのが本機の特長。家族や動物の写真、動画を楽しむのに大画面だと単純に大きく見られます。一方で、大きな画面だと操作しやすいという人も、大型ゆえに操作しにくいという人もいて、意見が分かれるかもしれません。

 ただ、最近のスマホ市場のトレンドとしては大画面化が進んでおり、動画視聴やカメラ撮影の快適さを重視する人には好意的に受け取られる仕様と言えそうです。

AQUOS

スマホが普通になった時代、初心者向けだから“コンパクト”という常識は当てはまらないかもしれません

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