ここからは、JALモバイルをオススメしたいポイントと、契約時に注意したい要素をまとめていきたいと思います。
JALモバイルを使う3つのメリット
ポイント1:年に1回、国内往復航空券が実質無料でもらえる豪華な特典
JALモバイル最大の目玉は、何と言っても特典の豪華さ。若干詳しく説明しないといけない部分もあるのですが、サービス開始直後から申し込みが殺到したことからもわかるように、旅好き&マイルを貯めている人にとっては、「メリット大」は明らかなんです。
まず、新規またはMNPで契約すると、加入プランに応じて最大1000マイルが付与。さらに契約から3ヵ月後には、国内線往復航空券と交換できる「どこかにマイル」用1500マイルクーポンがもらえます(その後は年に1回)。
このクーポンを使えば、JALの国内線往復航空券が年に1回“実質無料”に。「どこかにマイル」はJALマイルユーザーにはおなじみの人気サービスで、発着地と日付を選択すると、4つの行き先候補が表示されて、往復航空券がもらえるというもので、本来は6000マイルが必要なのですが、このクーポンなら1500マイルで利用可能。JALマイルユーザーなら、1500マイルは比較的簡単に貯められますし、JALモバイルを1年契約していても基本的に1500マイルは付与されます。
JALモバイル自体、IIJmioと同料金の格安なモバイルサービスなのに特典が豪華。これは正直、旅好きにはオトクすぎると思います。
ポイント2:日常利用や搭乗で追加マイルがコツコツ貯まる
JALモバイルは契約後も継続的にマイルが貯まっていきます。たとえば、契約しているだけで毎月25~130マイルが自動的に付与されます。
またJAL便に搭乗するたびに、国内線で50マイル、国際線で100マイルのボーナスマイルが付くほか、JALアプリからは月に1回「シークレットマイル」100マイルを取得できるなど、地味に貯めていくことができます。これまで「マイルって貯めづらい」と感じていたマイル初心者にも適しています。
ポイント3:中身はIIJmioそのものだから格安SIMでも安心して使える
格安SIMとしてのサービス内容は料金を含めて、定評があるIIJmioの主力プラン「ギガプラン」そのものなので安心して利用できます。回線はドコモ/auから選択可能。2GB(月850円)~55GB(月3900円)まで幅広く用意されており、自分の使い方に合わせて選べばいいでしょう。また、eSIMにも対応しており、iPhoneユーザーのサブ回線にも適しています。
通信品質についても、IIJmioは老舗MVNOとして定評が高く、一般的な用途であれば3大キャリアと変わらない感覚でスマホを使えます。格安SIMで料金を節約したいけど、どれを選べばいいかわからないという人にとっても有力な選択肢になるでしょう。
購入時に注意したい側面
ポイント1:MVNOゆえの平日昼休みの通信速度と通信量上限には注意が必要
JALモバイルは、他社から回線を借り受けてサービスを提供するMVNO(格安SIM)であるため、その仕組み上、ユーザーの利用が殺到する平日昼休みの時間帯は、速度が低下する傾向があります。また、通信量無制限のプランは用意されておらず、自宅に固定回線がなく、動画を見まくるユーザーにはあまりマッチしないかもしれません。
とはいえ、日常的な利用については動画視聴を含めて、ストレスを感じるようなことはまず生じない通信品質です。通信速度に過度な期待をしなければ問題無く利用できるでしょう。
ポイント2:「どこかにマイル」は行き先を完全には選べない
JALモバイルの特典でもらえる「どこかにマイル」クーポンは、1500マイルで国内線の往復航空券と引き換え可能な非常にオトクな制度ですが、1点だけ注意点があります。それは“行先を完全には選べない”ことです。
前述のように、「どこかにマイル」は発着地と日時を選択すると、JAL側から行き先候補が4つ提示され、その中から選ぶ仕組みです。
「趣味:旅行」の人だと、4つも候補があれば、その行き先にある観光地やグルメなどをうまく組み合わせて存分に楽しめるでしょうが、「ライブに行く予定がある」「知人に会いに行く」といった目的や予定がハッキリ決まった旅行では基本使えないと考えた方がいいでしょう。また、当然ながら“JAL”モバイルなので、JALが運行している空港しか候補には出ません。