格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す!

5万円台で買える「POCO F7」は格安SIMでの格安スマホライフに適しているか? (2/2)

文●正田拓也 編集● ASCII

2025年07月20日 12時00分

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物理SIM2枚が使える端末は貴重、ただしeSIMには非対応

 POCO F7は、物理SIM(nanoSIM×2枚)のみ利用可能で、eSIMには対応していない。デュアルSIMにしている人の場合、iPhoneを始め、最近の機種では物理SIM+eSIMというパターンが多くなっており、すでにeSIMを活用しているケースもあるだろう。

POCO

物理SIMは2枚対応。トレイの裏と表にそれぞれセットする

 そうした人がPOCO F7を使うには、eSIMを物理SIMに変更しなければならない。多くのサービスでは、物理SIMの変更・再発行には手続きと日数に加え、3000~4000円程度の手数料がかかることもある。

 そう考えると、物理SIMのほうが簡単に差し替えられる。たとえばスマホ本体が故障した場合には、SIMだけ抜いてほかの機種に挿せばすぐ使える。特に仕事でもプライベートでも重要な電話がかかってくることが多い人だと物理SIMのほうが何かと便利だ。物理SIMの利便性を重視している人にとっては、物理SIM2枚対応のPOCO F7はうれしい仕様と感じるだろう。

 一方で最近、海外旅行先で使えるSIMをeSIMを使ってすぐ登録ができるサービスが増えている。MVNOの格安SIMの場合、海外ではデータ通信を使えないものが多いことから、格安SIMユーザーで海外旅行を頻繁にする人の場合、eSIM非対応の機種はやや難有りという点も覚えておきたい。

基本性能は高く、長期利用ならコスパはさらに高いPOCO F7

 結局のところ、自分にとってFeliCaが必須であるか、eSIMを使うかどうかで、POCO F7はメイン機になるかならないかが決まると言える。そこが問題にならないなら、防水防塵も備え、全体のスペックが高く、メイン機としても高コスパな選択となるはずだ。

 ちなみに筆者の場合、貴重な物理SIM2枚対応の5G対応機として、優秀すぎるサブ機としても使うつもりだ。

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