Nothing「CMF Phone 2 Pro」日本発売! デザイン良し、カメラ3眼、FeliCa搭載で4万2800円と魅力満載

文●オカモト/ASCII

2025年07月22日 12時00分

 Nothingは、「CMF」ブランドのスマートフォン第2弾モデル「CMF Phone 2 Pro」の国内リリースを発表した。7月24日発売で、すでに予約受付を開始。8+128GBモデルは4万2800円、8+256GBモデルは4万7800円。後者は楽天モバイルでも取り扱われる。

CMF Phone 2 Pro

Nothingのもう1つのブランド「CMF」の新スマホ「CMF Phone 2 Pro」が国内発売。今回はFeliCaも搭載しての登場だ!

色・素材・仕上げにこだわるCMFブランドの製品
その魅力はCMF Phone 2 Proにも濃厚に見られる

 ポップなカラー、プラスチックの質感、アクセサリーの追加、そして価格以上の性能と、さまざまな楽しみ方ができるスマートフォンとして、コアな人気となった「CMF Phone 1」。「CMF」ブランドでは、イヤホンやスマートウォッチもリリースしており、同じくカジュアルさとコスパの良さから、“ガジェット好き”の範疇に留まらない人気となっている。

CMF Phone 2 Pro

前モデルの「CMF Phone 1」。対応バンド的にマニア向けの製品であったのも確か。背面パネルを交換できるのも特徴的だった

 その「CMF」ブランドは、Nothingのサブブランドと思われがちだが、「Color(色)」「Material(素材)」「Finish(仕上げ)」の頭文字から名付けられており、Nothingとは異なる価値を追求していることが製品群からも見て取れる。

CMF Phone 2 Pro

今回もオレンジがメインカラー的な扱いとなっている

今回はFeliCaも! 日本市場向けにしっかりと対応
それでいて4万円台前半とコスパは圧倒的

 というわけで、あらためて新登場の「CMF Phone 2 Pro」について。コスパやデザインの良さが光ったCMF Phone 1だが、国内キャリアのプラチナバンドやFeliCaには非対応、カメラも弱めと広い層にアピールするのはやや難しい部分もあった。その点、CMF Phone 2 Proはそれらの部分をことごとくカバーしてきた製品に仕上がっている(それでいて価格は4万円台!)。

CMF Phone 2 Pro

FeliCaやeSIMに対応と(日本のユーザーに)必要な機能をしっかり揃えてきた。

 特に強化されたのがカメラ。メインが1/1.57型の5000万画素センサー(サムスン「ISOCELL GN9」)で、さらに同じく5000万画素で光学2倍の望遠(デジタルズームは最大20倍)、800万画素の超広角の3眼構成。同社独自の画像向上処理の「TrueLensエンジン 3.2」に含まれるAI処理やマルチフレーム技術によって、精細感のある写真を可能にする。

CMF Phone 2 Pro

カメラは3眼構成でメインは1/1.57型、光学2倍の望遠レンズもありと、ミドルクラスとしては間違いなく充実している(ただし、OISは無し)

CMF Phone 2 Pro

薄型筐体でカメラは結構出っ張っているが、カメラ周りにアルミを用いていてデザインと保護を兼ねている

 SoCはAntutuのスコアで約70万点とする「MediaTek Dimensity 7300 Pro」。前モデルからは“Pro”が付いているが、いずれにしてもこの価格帯のミドルクラスとしては上位であることは間違いないだろう。

CMF Phone 2 Pro

Antutu 10で約70万点というスコアはミドルクラスとしては十分以上

 そのほかのスペックは、メモリー8GBでストレージは128GB/256GB(microSDの追加可)、120Hz対応の6.77型有機EL(1080×2392)、5000mAhバッテリー(33W充電対応)、IP54の防滴防塵、画面内指紋センサー(+顔認証)、Android 15ベースのNothing OS 3.2など。前述のようにFeliCa対応に加えて、eSIMをサポートしているのも日本向けにカスタマイズされた点でうれしい部分だ。国内4キャリアの主要バンドもしっかりサポートしている(ドコモ5G 4.5GHz帯は非対応)。

CMF Phone 2 Pro

この性能で4万円台という価格は間違いなくコスパにも優れている

背面の仕上げは3色それぞれで異なる
オレンジはもちろん、サンドストーン風のホワイトもイイ!

 注目のデザインについては、特徴的なオレンジのカラバリが魅力的(あと2色はブラックとホワイト)。ブランド名どおりに「Finish(仕上げ)」へのこだわりもあり、ブラックはフロストガラス調、ホワイトはサンドストーン(砂岩)風、オレンジはメタリックと、それぞれ仕上げが異なり、どれを選ぶか悩みそう。なお、背面パネルは今回は取り外し不可に。ただし、前モデルでも用意された純正ストラップの取り付けには対応している。

CMF Phone 2 Pro

ブラックは一番シンプル。でもサラッとした手触りが好印象

CMF Phone 2 Pro

ホワイトとオレンジは上部と下部で仕上げを変えている。手で触る機会が多い下部はサンドストーン風仕上げで石のような感覚が目新しい

CMF Phone 2 Pro

今回のオレンジはメタリックでやや高級感もあり?

CMF Phone 2 Pro

前モデル発表時にリリースされたストラップはそのまま利用できる

 本体のスリムさ、軽さも大きい。サイズは78×164×7.8mmと薄型で、重量は185gと今時のスマホとしては軽量。防水対応がIP54止まりだが、軽い分仕方ないと考えられそうだ。

 そのほかにもNothing OSならではのUIや、側面のキーを押してメモする「Essential Space」など、特徴的な要素は多数。価格も安価なだけに話題の製品となりそうだ。

Nothing「CMF Phone 2 Pro」の主なスペック
ディスプレー 6.77型有機EL(約20:9)120Hz対応
画面解像度 1080×2392
サイズ 78×164×7.8mm
重量 185g
CPU MediaTek Dimensity 7300 Pro 5G
2.5GHz(8コア)
内蔵メモリー 8GB
内蔵ストレージ 128/256GB
外部ストレージ microSD(最大2TB)
OS Android 15(NothingOS 3.2)
対応バンド 5G NR:n1/2/3/5/7/8/12/20
/28/38/40/41/66/71/77/78
LTE:1/2/3/4/5/7/8/12
/17/18/19/20/26/28
/66/71/38/40/41/42/48
W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19
4バンドGSM
無線LAN Wi-Fi 6
カメラ画素数 5000万画素
+800万画素(超広角)
+5000万画素(光学2倍)
イン:1600万画素
バッテリー容量 5000mAh(33W対応)
Qi ×
FeliCa/NFC ○/○
防水/防塵 △/△(IP54)
生体認証 画面内指紋+顔
SIM形状 nanoSIM+eSIM(nanoSIM×2)
USB端子 Type-C
イヤホン端子 ×
カラバリ ブラック、ホワイト、オレンジ
発売日 7月24日
価格(SIMフリー) 4万2800円(8+128GB)
4万7800円(8+256GB)
 

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