
ドコモが7月に発売したスマートウォッチはその名も「スマートウォッチ 01」と「スマートウォッチ 02」。6980円と安価ながら、ウェブサイトを見ると、機能は充実しているようです。というわけで、実際にお借りして試しました
NTTドコモが7月7日にスマートウォッチ2モデルを発売しました。製品名はスバリ「スマートウォッチ 01」と「スマートウォッチ 02」。製品ページを見ると、ともに6980円と低価格ながら、スマートウォッチとして標準的な機能はひと通り揃えているように見えます。
iPhone/Androidの両方に対応し、ドコモ回線を契約していなくても利用可。この価格でも、多くの人が満足できるスマートウォッチなのか? ドコモからお借りして使ってみました。
01と02の違いは、ほぼ画面サイズのみ
画面が大きめのスマートバンドという印象
スマートウォッチ 01とスマートウォッチ 02は、画面サイズが異なりますが、機能にはほとんど差はありません。01は1.83型のほぼ正方形のディスプレーを搭載し、時刻や文字が見やすいことが利点。パッと見では「Apple Watch」に見えるかもしれません。
一方の02は、1.45型の長方形のディスプレーを搭載。「HUAWEI Band 10」や「Xiaomi Smart Band 9 Pro」などのように、画面が大きめのスマートバンドといった印象です。
スマートウォッチ 01/02を提供しているのは、実際には「フューチャーモデル」というメーカー。01は「Z-146」、02は「Z-165」が正式な型番となっているほか、同社はウェブ上で取扱説明書を提供し、サポートセンサーも用意されています。
対応OSはiOS 9.0以降とAndroid 5.0以降。「App Store」または「Google Playストア」から「TechWear」というアプリをダウンロードして初期設定をします。どちらのアプリでも試してみましたが、スムーズにペアリングして、使い始めることができました。
基本は一般的なスマートウォッチと同様
タッチ操作自体は反応は良好
操作方法は標準的なスマートウォッチと同様。スマートウォッチを使ったことがある人なら、すぐに使いこなせるでしょうし、初めて使う人もさほど迷う部分はないでしょう。
ディスプレーはもちろんタッチパネルで反応は良好。ホーム画面(時計)を右にスワイプすると「機能リスト」、左にスワイプすると「ショートカット」が表示。「ショートカット」には、自分がよく使う機能を置くことができます。下にスワイプすると「クイック設定」、上にスワイプすると通知を確認可能。右側面の電源ボタンはワークアウトの一時停止などに使い、01は回して画面をスクロールすることも可能。02は押すだけの物理ボタンとなっています。
充電は同梱の専用ケーブルを用いてのUSB経由。バッテリー駆動時間は、01/02ともに3〜5日間とのこと。筆者が使った感覚でも3日目には残量がかなり減っており、少なくとも週2回のペースで充電が必要と感じました。充電には1時間以上かかりましたが、遅くもなく、速くもなくという印象です。
筆者が気に入った3つのポイントは「軽さ」「機能」「アプリ」
筆者が実際に使っていく上で「いいなぁ」と思った部分が3つありました。まずは 「軽さ」 です。大画面の01でも約40g、02は約28gとさらに軽く、長時間装着していても気になりません。特に02は睡眠のモニタリングに適しているでしょう。
次に「機能が充実している」こと。歩数、心拍数、血中酸素飽和度を測定でき、睡眠やストレス値も測定可能。ウォーキングやランニングなど100種類以上の運動も記録できます。
接続したスマホの通知を手元で確認でき、スマホで再生中の音楽をコントロールしたり、リモートでカメラのシャッターを切るといった機能も備えています。さすがに決済機能は搭載されていませんが、多くの人にとって過不足ない仕様といえそうです。
そして、アプリが使いやすいことも魅力。機能が多い割には「TechWear」は使いやすく、ユーザーが意識することなく健康や運動のデータが同期されて確認できます。