山根博士の海外モバイル通信

サムスンの2026年向けモデル「Galaxy A17 5G」が台湾で早くも発売されたので前モデルと比較!

文●山根康宏 編集●ASCII

2025年08月18日 12時00分

Galaxy A17 5G

 サムスン電子のボリュームゾーン向けモデル「Galaxy A」シリーズは、2025年モデルとして末番が「6」となるモデルが各国で販売中です。日本でも6月に「Galaxy A36 5G」が発売されています。

 一方、海外では2026年向けのモデルとなる、末番「7」のモデルの第1弾が登場しました。台湾で発売になった「Galaxy A17」です。

カラバリは3色だ

 Galaxy Aシリーズは10桁の数字が高いほど性能が高くなっています。2025年モデルでいえば、Galaxy A56→Galaxy A36→Galaxy A26→Galaxy A16→Galaxy A06という順列です。そして1年おきに性能が高まります。とはいえ、数を売るモデルだけに、いたずらに性能だけを高めることは価格アップにもつながってしまいます。

 Galaxy A17 5Gを1年前のモデル「Galaxy A 16 5G」と比べると、実は性能はほぼ同等です。チップセットはサムスンのExynos 1330、ディスプレーは6.7型(2340×1080ドット、90Hz)、メインカメラ5000万画素、超広角カメラ500万画素、マクロカメラ200万画素、5000mAhバッテリーとまったく同じ。なお、Galaxy A16 5Gは一部の国ではMediaTekのDimensity 6300を採用しています。

前モデルのGalaxy A16 5G

 ではGalaxy A17 5Gはどう変わったのかというと、本体サイズのスリム化です。Galaxy A16 5Gは約77.9×164.4×7.9mm、200g。Galaxy A17 5Gは約77.9×164.4×7.5mm、192g。わずかな差ではあるものの、おそらく実際に手に取って両者を比べるとその差は感じられるでしょう。

薄型軽量化を図った

 本体カラーは黒、青、灰色の3色。Galaxy A16 5Gは黒、灰色、金だったので、1色だけ変わりました。

新たなカラーの青モデル

 6年間のOSアップデートとセキュリティーアップデートも保証されています。台湾での価格はメモリー6GBとストレージ128GBのモデルが7490台湾ドル(約3万7000円)です。日本への投入はおそらくないでしょうが、いずれ出そろう「Galaxy A27 5G」などの上位モデルが発売になる可能性は十分あるでしょう。

6年間使い続けても安心だ

筆者紹介───山根康宏


 香港在住の携帯電話研究家。海外(特に中国)のスマートフォンや通信事情に精通。IoT、スマートシティー、MaaS、インダストリアルデザインなど取材の幅は広い。最新機種のみならずジャンク品から100万円のラグジュアリーモデルまであらゆる携帯電話・スマートフォンを購入する収集家でもあり、その数はまもなく1800台に達する。

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