iPhoneの代金以外にもお金が必要
iPhoneの代金以外にも、リアルショップでの契約ではさまざまな費用がかかるので注意したい。まずはキャリアの事務手数料。今では5000円近い金額となっている。
もちろん毎月の料金もあるが、それは当然必要だ。前述のプログラムに乗り換え制限はないため、適当なタイミングで変更すれば、より安く使うことができる。特にドコモの場合、ショップ側も最初から加入後のahamoへの移行を前提に話をされることもある。ahamoのプラン内容に不満がないなら、それに従うのはありだろう。
同様に、auならUQ mobileやpovo、ソフトバンクならY!mobileやLINEMOへの移行も考えられる。まったく違う会社へ乗り換えてしまうこともできるが、そこはオトクな金額でiPhoneが提供される理由を考えると、そのままキャリアに留まってくことをオススメしたい。
なお、プランやブランドを月途中で変更すると、多くの料金プランで日割りではないため、二重で料金を払うことになる。あまり損をしないよう、途中移行ではどのくらいの費用がかかるのかも計算しておきたい。
乗り換えを考えている際はコールセンターに相談するのもあり
iPhoneをオトクに購入する場合には、MNPでキャリアの乗り換えが必要になるのが一般的だが、そうでなくても月1円という支払いが可能になることもある。
その1つの例はサブブランドからメインブランドへの移行。UQ mobileからauのプラン、Y!mobileからソフトバンクのプランといった具合だ。その場合、MNP予約番号などを必要とせず簡単な手続きで移行できることもある。ショップに行くと、ほかにも22歳以下の新規契約など、MNP以外の条件が書かれていることがある。
また、MNP予約番号を取得する際に、ウェブでの手続きではなく、コールセンターに電話するというのも1つの手。その場合、現在の不満点を聞かれ、解決方法についての提案があることが多いが、オペレーターからオトクな条件が飛び出すことがあるからだ。
条件はさまざまで、これまでの契約状況や時期次第で異なることが考えられるが、高額な割引クーポンという話も聞く。最近に実際に聞いた例では、コールセンターでMNPをする予定と相談したら、iPhone 16eへの機種変更で最初の24ヵ月は月1円という分割払いの提案があり、実際に乗ったという。しかも、番号を取得して他キャリアのショップに出向くつもりだったのが、電話ですべて済んでしまった。
誰にでも適用される話ではないのであまり期待をしない方がいいかもしれないが、面倒がらずにキャリアに相談してみるのも1つの手だろう。
オトクな話はネットではなく、リアルなショップから出てくる
2023年末にスマートフォン販売の値引きは現在のルールに変わったが、各キャリアともにその範囲でさまざまなオトクな策を考えている。
その策の1つが、現状の最初の24ヵ月は月1円という「実質2年レンタル」だ。この方法が可能なのは、2年使った後でも中古品の相場が高いiPhoneならではだ。ただし、後半2年の支払いが大きくなるので、完璧にオトクに使うには2年後の返却が前提になるのと、紛失した場合のリスクが高いことを理解しておくことが必要で、有料の補償制度などにも必要に応じて入っておきたい。
それでもオトクであることは間違いないので、少しでもiPhoneを安く使いたい人は、積極的に店頭などで情報を確認してみてほしい。