KDDIは28日、Starlink衛星とスマートフォンを直接通信する「au Starlink Direct」において、対応アプリでのデータ通信サービスを開始。すでに対応していたSMSやGeminiでのやり取りに加え、XやGoogleマップ、YAMAPなどのアプリが利用可能になる。対応端末は当初Pixel 10シリーズやGalaxy Z Fold7/Flip7で、順次拡大予定。
まず、圏外エリアで利用できるアプリは以下の19。おなじみの「Googleマップ」やSNSの「X」に加えて、気象情報が確認できる「ウェザーニュース」、登山時の地図ダウンロードや家族と位置情報を共有できる「YAMAP」などが含まれている。特にスマホが圏外になる機会が多い登山時の安全なども大幅に増していることがわかる。
対応アプリは今後さらに順次拡大予定。au Starlink Directでは、低高度のStarlink衛星の特性上、通信できる時間とできない時間が発生する、帯域が限定的で動画を快適にやりとりするのは難しいなどの特徴を持つため、アプリ側にも独自の対応が必要となる。そこでKDDIでは、アプリ開発者向けのサポートサイトを開設予定とのこと。将来的には技術仕様もオープンにすることで、対応アプリを誰でも開発できるようになることを予定している。
9月1日からは、UQ mobile/povo/他社回線利用者が、サブ回線としてau Starlink Directを利用できる専用プラン(月1650円)を3ヵ月無料で利用できるキャンペーンも実施する。