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iPhoneのカメラ性能はガチ、プロ機材メーカーBlackmagicが「本気のドック"」を発表!

文●サクラダ 編集●飯島恵里子/ASCII

2025年09月10日 14時05分

Blackmagic Camera ProDock

 プロフェッショナル向け映像機材を手がけるBlackmagic Designは9月10日、iPhoneをプロ仕様のプロダクションカメラに変えるドッキングステーション「Blackmagic Camera ProDock」を発表した。本製品は、アップルが同日に発表した映像撮影アプリ「Final Cut Camera 2.0」と連携することで、iPhoneでの映像制作を新たな次元へと引き上げる。

iPhoneにプロ用端子を追加し、本格的なマルチカム撮影を実現

 Blackmagic Camera ProDockは、これまでiPhone単体では不可能だった多様なプロフェッショナル用機材との接続を可能にする。本体にはフルサイズのHDMI出力ポートを備え、撮影現場での大型モニターへの映像出力を実現。さらに3系統のUSB-Cポートにより、外部SSDへの直接収録や各種アクセサリーの接続、そしてiPhone本体への給電を同時にできる。

 本製品がiPhoneの「本気度」を物語る最大の理由は、BNC端子による外部ゲンロック(Genlock)とタイムコード入力に対応した点だろう。ゲンロックは放送局などで使われる機能で、複数台のカメラの映像フレームを完全に同期させる。これにより複数台のiPhoneを使ったマルチカメラ撮影でも、映像のズレを心配することなくスイッチングや編集が可能になる。また、バーチャルプロダクションで多用されるLEDウォールを背景に撮影する際の、画面のちらつき(フリッカー)も防げるという。

 音声入出力も強化されており、プロ品質のマイクを接続できる3.5mmステレオ入力と、音声モニタリング用の3.5mmヘッドフォン出力を搭載する。本体の上下には1/4インチネジ穴が設けられており、三脚やリグへの取り付けも容易だ。価格は5万1980円で、国内での発売時期は未定。このアクセサリーの登場は、iPhoneが単なるスマートフォンから本格的な映像制作ツールへと完全に進化したことを証明している。

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