iPhone 17徹底特集! 5.6mmと驚異の超薄型iPhone Airに、これは買いなiPhone 17と注目点多数

普段使いはiPhone Air、仕事はiPhone 17 Pro Maxと使い分けるワクワク感が今から止まらない

文●石川 温 編集●ASCII

2025年09月12日 09時00分

今年の発表会は「面白かった」
iPhone AirとiPhone 17 Proは両方買うのがベスト

 今年のiPhone発表会は久々に「面白かった」と言えるのではないか。

 Apple Intelligenceの機能強化やSiriのパーソナル化などは、WWDCの時に「2026年になる」とアナウンスがあったので、そこには期待していなかった。

 スマホAIでは個人の情報からアプリが先回りして情報を提供するグーグル・Pixelの「マジックサジェスト」に先を超されたのは間違いない。いまのアップルはAIで勝負することは諦め「ハードの魅力」で勝負を挑んできたのではないか。

 iPhone AirはeSIMと自社開発チップにより、本体内のスペースを確保しつつ消費電力を抑えるという効果により、薄型化を実現した。ここ数年、iPhoneは見た目がまったく変わらず、本当につまらないスマホになっていた。それが2025年、あんなに薄いiPhoneが出てくるなんて、想像もしなかった。

 iPhone 17 ProとiPhone 17 Pro Maxはベイパーチャンバーやカメラの強化など、よりクリエイター向けの仕様にアップした。カメラ周りのデザインなどは批判的な声が多いが、実機を見ると、悪くないような気がしている。もはやiPhone 17 ProとiPhone 17 Pro Maxは一般人を相手にしていない潔さがいい。

 アップル本社で取材している人の間で話題となっているのが「iPhone AirとiPhone 17 Pro、どっちを買う?」という質問だ。現場で取材をしていると、正直、どちらも魅力的で悩ましい。

 そんな中、自分は胸を張って「両方だ」と言いたい。

 普段使いにはiPhone Airを使いたい。シャツの胸ポケットに入れてもかさばらない、重くてシャツがダランとならないのがいい。一方で、記者会見などの取材活動やYouTubeでの動画撮影にはiPhone 17 Pro Maxに頼りたい。

 さすがにiPhone Airのカメラがひとつというのは心許ない。アップルではiPhone Airに対して、Magsafeの外付けバッテリーを用意している。おそらく、バッテリーに不満を感じる人が出てくるであろうという「予防策」なのではないか。iPhoneの2台持ちであれば、バッテリーの不満はなくなる。

 実はいまでも「普段使いはiPhone 16 Pro、取材用にiPhone 16 Pro Max」を使い分けている。9月19日以降はiPhone AirとiPhone 17 Pro Maxの組み合わせも問題ないと考えている。

筆者紹介――石川 温(いしかわ つつむ)

 スマホ/ケータイジャーナリスト。「日経TRENDY」の編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界の動向を報じる記事を雑誌、ウェブなどに発表。『仕事の能率を上げる最強最速のスマホ&パソコン活用術』(朝日新聞)『未来IT図解 これからの5Gビジネス』(MdN)など、著書多数。

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