ソニーは今日12日、ミドルクラススマホの市場に投入する最新モデル「Xperia 10 VII」をグローバルで発表しました。「軽い、ラク、キレイ」をコンセプトに、前モデルから大幅な進化を遂げたモデルです。特に注目すべきは、ユーザー体験を根本から見直したという数々の新機能でしょう。
グローバルでの発売日は9月中旬以降で、日本を含む国・地域で発売されます。
シャッターチャンスを逃さない! 革新的なカメラシステム
Xperia 10 VIIの最大の進化点の一つが、カメラ機能の大幅な強化です。Xperia 10シリーズで初めて「即撮りボタン」を搭載したことにより「構えて、すぐ撮れる」というシンプルながらも便利に使えるように。ボタン長押しでカメラアプリを起動し、再度押すだけで撮影が可能。ポケットに入れたままでも操作できる縦撮りに適したボタン位置で、シャッターチャンスを逃しません。さらに、このボタンはスクショ撮影や動画撮影にも対応しており、シャッターチャンスを逃しません。
また、暗所撮影性能も「10シリーズ史上最高画質」へと進化しました。広角カメラのイメージセンサーサイズがXperia 10 VIと比較して約1.6倍に大型化されたことで、暗い場所でも被写体を明るく鮮明に、ノイズを抑えた自然な描写で撮影できます。夜景や室内など、光量が少ない環境でも美しい写真を残せるのは、大きなメリットです。
そのほかのカメラ機能では、「Video Creator」と「ルック機能」を搭載し、初心者でも簡単にプロのような編集が可能です。「Video Creator」を使えば、たった3ステップでVlog動画が完成し、その日のうちに思い出動画を簡単に作成できます。「ルック機能」では9種類のカラーフィルターを使い、写真や動画の色味や雰囲気を手軽に変更できます。
2日連続の安心感と4年間の長期サポート
Xperia 10 VIIは、日常の「充電忘れ」から解放される「2日持ちバッテリー」を搭載しています。容量は5000mAhと前モデルから変わりませんが、Xperiaユーザーの標準的な使用プロファイルを想定したテストでは、1日中使用していても電池残量が50%以上残るという驚異的な持続力を実現。これにより、外出先でのバッテリー残量の心配を大幅に軽減します。
安心感はバッテリーだけに留まりません。OSバージョンアップは最大4回、セキュリティアップデートは最大6年間に拡大され、長期にわたって安心して使い続けられるサポート体制が整えられています。
エンタメ体験を格段に向上させる
ディスプレーとオーディオ
エンターテインメント性能も大幅に強化されました。ディスプレーは21:9がついに変わって、19.5:9の比率に。特に映画などの16:9コンテンツを表示する際の表示面積が約13%拡大しました。ソニーのテレビ「ブラビア」の映像技術を取り入れた有機ELディスプレーは、美しく鮮やかな映像を再現し、映画鑑賞に最適な環境を提供します。さらに、120Hzのリフレッシュレート駆動に対応したことで、画面スクロール時の表示が非常になめらかになり、より快適なコンテンツ視聴が可能になりました。
オーディオ面では、シリーズ初となる左右均等配置のフロントステレオスピーカーと筐体振動を抑えるエンクロージャーを採用。これにより、音が広がる立体感、音質・音圧が大幅に向上しました。
日常をサポートするAIと快適な使い心地
Xperia 10 VIIはGoogleのAIにも対応し、日常をより便利にアシストします。アプリを切り替えずに検索できる「かこって検索」や、マルチモーダルな生成AI「Google Gemini」、写真加工に便利なGoogleフォトの「ボケ補正編集マジック」「消しゴムマジック」などが利用できます。
スペックを確認すると、ディスプレーは6.1型有機EL(フルHD+)でリフレッシュレートは最大120Hz。SoCはSnapdragon 6 Gen 3、メモリーは8GB、ストレージは128GB、外部ストレージは最大2TBのmicroSDカードに対応します。バッテリー容量は5000mAhで、3.5mmのイヤホンジャックを備えます。
カメラは50MPの標準(1.56インチ、F1.9)と、13MP超広角(F2.4、1/3インチ)の2眼構成。インカメラは8MP(F2.0)です。
ボディーサイズは72×153×8.3mmで、168gと軽量なのも魅力です。片手持ちや片手操作でも疲れにくく、寝転がってスマホを見ても腕が疲れないでしょう。
デザイン面では、カメラレイアウトが横になりました。背面のクリーンなエリアを大きく取り、よりスッキリとした印象を実現。カラーバリエーションは、チャコールブラック、ホワイトに加えて、個性を強調する印象的なターコイズを含む全3色の新色で構成されています。耐久性もIP65/68の防水・防塵性能とCorning® Gorilla® Glass Victus 2で確保されており、安心して長く使えます。
カメラボタンが追加されて
よりカジュアルに使える「Xperia 10 VII」
Xperia 10 VIIは、カメラの「即撮りボタン」と暗所性能の飛躍的向上、2日連続のバッテリー持ちと4年長寿命化、そして長期のOS&セキュリティアップデート対応により、「長く安心して使える」ミドルクラスモデルです。さらに、120Hz駆動のディスプレーと、進化したフロントステレオスピーカーがもたらすエンタメ体験、日常を便利にするGoogle AIの搭載、そして約168gという軽くて持ちやすいボディーによって、多くの人が快適に使えるようになりました
Xperia 10シリーズなので価格も抑え気味だと思いますし、スマートフォンの基本性能を重視しつつ、写真や動画、音楽といったエンターテインメントも存分に楽しみたいと考える、多くのユーザーにとって最適な選択肢となるでしょう。
Xperia 10 VII | ||
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メーカー | ソニー | |
ディスプレー | 6.1型有機EL(19.5:9、120Hz) | |
画面解像度 | FHD+ | |
サイズ | 約72×153×8.3mm | |
重量 | 168g | |
CPU | Snapdragon 6 Gen 3 | |
メモリー | 8GB | |
ストレージ | 128GB (外部最大2TB) |
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カメラ | アウト:13MP(超広角) +50MP(標準) イン8MP |
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バッテリー容量 | 5000mAh | |
防水/防塵 | ○/○(IP68) | |
生体認証 | ○(指紋) | |
USB端子 | Type-C | |
カラバリ | ブラック、ホワイト、ターコイズ |