カメラは標準+マクロの2眼
カメラ性能は日常的な撮影については、エントリークラスでも及第点が与えられる状況。使い勝手で問題になるのはQRコードの読み取りや拡大鏡としての利用だと思っている。
Galaxy A25 5Gではエントリーながらカメラは2つ。標準のレンズとマクロ用の組み合わせで、近接撮影も問題無いはずだ。しかし、実際に使ってみるとマクロ用に切り替えると画角が広くなりすぎて、近づけようとすると、スマートフォン自体が影になってしまい実用性が低い。センサー自体の性能も高くないようでノイズの乗ったような画質になってしまう。
それならば標準のカメラでデジタルズームでアップにしたほうが実用的で使いやすい。マクロへの切替はカメラメニューの「その他」から選ぶ必要があるが、標準のカメラなら指でピンチインするだけだ。
これは撮影というよりも拡大鏡として利用できる。老眼が進んだ人の場合は特にこのような使い方は有用。若い人でも、虫眼鏡が必要な場面を置き換えることができる。
キャリア向けモデルにカスタマイズはある?
Galaxy A25 5Gは、価格面ではキャリア版の未使用中古品を選びたくなるが、以前のキャリア向けモデルでは販売キャリア以外で使おうとすると対応バンドに難があったり、プリインストールアプリの煩わしさもあって、購入を躊躇するケースがあったかもしれない。
その点、Galaxy A25 5Gではその心配はほぼない。対応バンドの問題はないし、筆者が購入したau版ではMy auアプリをはじめとしてauのアプリがプリインストールされていない。間違ってSIMフリー版が届いたのではと心配になったほどだ。
1万円台で入手できるなら安くて気楽に使えるスマートフォン
SIMフリー版を新品で買っても安いが、キャリアモデルの未使用中古で買うとさらに安いGalaxy A25 5G。多少動作が緩慢である以外には、気楽に使えるスマートフォンと言える。
今回、筆者はau版を購入したが、楽天モバイルのeSIMを含めて4社のネットワークで利用できることを確認しているので、どのバージョンを選んで問題ないと思われる。
大画面、防水防塵、FeliCa、マイナンバーカード対応、そしてそこそこのパフォーマンス、サムスンの品質と、ひととおりの機能を持ち、とにかく安くて気楽に使えるスマートフォンを持ちたいという人にはかなりいい選択なのではないだろうか。ちなみに筆者はFeliCa非対応のスマートフォンとセットで使おうと思っている。