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意外と売れてる「らくらくホン」がFMラジオにUSB Type-Cと今の時代に対応して新登場【らくらくホン F-41F】 (2/4)

文●スピーディー末岡/岡本/ASCII 編集●ASCII

2025年09月25日 17時00分

 シニア層でもスマホ所有率が6割以上というのが昨今の情勢ですが、それでもテンキーやボタンを押せばすぐに通話が可能な、旧来型ケータイの需要は決して少なくありません。らくらくホン F-41Fは、シンプルだからこそ使いやすく、迷惑電話などへの対策もしっかりされているので安心して使えます。

らくらくホン F-41Fを使う3つのメリット

ポイント(1)押しやすいテンキー&ワンタッチダイヤル、迷惑対策と安心サポートも万全

 らくらくホン F-41Fは、ガラケー世代なら自然に押せる凸型テンキーと、登録した相手にボタン1つで電話ができる「ワンタッチダイヤル」機能を搭載。シンプルなメニュー画面も健在で、これまでのらくらくホンユーザーもそうでなくても、迷うことなく使えます。

 さらに、迷惑電話・迷惑メール自動判定・録音機能など、シニア層でも安心して使える通話環境も充実。それでも困ったときは「らくらくホンセンター」という、年中無休・通話料無料で直接問い合わせできるサポート体制まで用意されている万全さなのです。

迷惑電話対策もバッチリで安心です

ポイント(2)大きな文字・クリアな音声で見やすい&聞きやすい

 大画面で見やすいユニバーサルデザインフォント(UD新丸ゴ)や、雑音を抑えて相手の声をクリアに届ける「スーパーダブルマイク」「はっきりボイス」といった、視認性・聴きやすさへの配慮も徹底。

 さらに「でか着信音」や着信時バイブレーション、年齢に合わせて声の聞こえやすさを調節する「あわせるボイス」など、どんな環境・ユーザーにも使いやすく設計されています。シニア向けスマホでも通話機能にここまでの機能はあまり見かけません。

文字が大きくてフォントも見やすくなっています

ポイント(3)防水・防塵・耐衝撃はもちろん、FMラジオも使えて防災対策にも

 水回りや屋外、落下にも強い防水・防塵(IP68)・MIL規格準拠の耐衝撃テストをクリアというタフさは、長く安心して使いたい人にうれしいポイントです。前モデルではワンセグ対応でしたが、今回はFMラジオ機能(Type-C接続のイヤホンをアンテナとして用いる)を搭載しており、災害時の情報収集にも役立ちます。さらにUSB端子は時代に合わせてType-Cに進化したので充電にも困りません。

Type-C端子にFMラジオのアンテナを装着します

購入時に注意するべき側面

ポイント(1)「進化」は控えめ、4Gモデルからの買い替えは慎重に

 らくらくホン F-41Fは前モデル(らくらくホン F-01M)と比べて、大幅な機能強化は見られません。そもそも新製品がリリースされたのも、機能アップのためというより、前モデルの発売から時間が経過し、パーツ調達の都合などで、新モデルにする必要があったという側面もあるのです。

 特に4G対応の従来型ケータイを使っている人にとっては、無理に買い替える必要性は感じにくいかもしれません(2026年3月末のドコモの3G停波後も利用できることに加え、機能面でも大きな差が無いため)。ただし、現時点で3Gケータイを利用中の方は必然的に買い替えのタイミングと言えます。

前モデルから大幅に進化したわけではありませんが、3Gモデルからの買い換えにはいいかもしれません

ポイント(2)スマホじゃないことの社会での不便さは拡大中

 らくらくホンのような従来型ケータイを必要としている人がいるのは確かですが、一方でスマホでないと不便なことが社会で拡大している現実にも目を向ける必要があります(LINEもおサイフケータイもマイナカードも使えません)。親世代でもまだ比較的若い場合は、使い慣れたガラケーで十分かはよく相談したほうがいいかもしれません。そして最終的には本人の意志を尊重すべきでしょう。

カメラもスマホに比べると物足りないのも確かです。そしてなにより孫の写真を見るなら大きい画面のほうがうれしいものです

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