iPhone 15シリーズ以降、MagSafe対応アクセサリーの選択肢が一気に広がった中で、「信頼できるブランドの最薄級モバイルバッテリー」という点は他社にはない強み。
よく知らないブランドの格安モデルはたしかにさらに軽くて薄いものもありますが、品質や安全性への不安がちょっとありますよね。その点、Ankerはすでにモバイルバッテリー市場で確固たる信頼を築いており、日常的に使うものだからこそ安心して手に取れる存在感があります。
今回はそんな「Anker Nano Power Bank (5000mAh, MagGo, Slim)」を実際に手に取り、使い勝手や特徴をレビューしていきます。
Anker Nano Power Bankを購入する3つのメリット
ポイント(1)この容量にしてはけっこう薄いぞ!
モバイルバッテリー選びでいつも悩ましいのが「容量とサイズのバランス」。5000mAhというと1回フル充電できる程度の容量ですが、その代わり厚みが出てしまうのが一般的です。
しかしこのAnker Nanoは名前の通り「スリム」さが際立っていて、MagSafe対応のiPhoneに装着してもポケットに収まるコンパクトさを保っています。もちろん、探せばよく知らないブランドのもっと薄い製品も存在します。けれども「信頼性」「安全性」を犠牲にしてまで選ぶのは少し怖いところ。
その点、Ankerは独自の安全基準を設けており、過充電や発熱リスクをしっかりコントロールしてくれるため、日常的に安心して持ち歩けます。見た目の薄さに加えて、シボ加工のあるマットな質感が手に馴染みやすく、スマホと一体感を持って使えるのもポイントですね。
YouTubeでAnker「Anker Nano Power Bank」のレビュー動画を見る
ポイント(2)装着時の快適さが段違い
MagSafe対応の魅力は「着脱の手軽さ」ですが、バッテリーの存在感が大きすぎると結局外してしまうことも。その点、このAnker Nanoは装着しているときの快適さがかなりいい。
重さ&厚みが抑えられているのでポケットやバッグに入れてもかさばらず、スマホを手にしたときにゴツゴツしない。さらに表面は滑りにくい質感で仕上げられているため、持ちやすさも向上しています。
単に軽いだけでなく、日常のあらゆるシーンで「邪魔にならないデザイン」になっているということ。たとえば電車内で片手操作をするときや、ベッドで横になりながら動画を見ているときでも、いつもスマホを触っているときのように違和感が少なく自然に扱えます。
ポイント(3)パススルー充電対応で使い勝手が広がる
「パススルー充電」に対応している点もかなりおすすめポイント。つまり、バッテリー本体を充電しながらiPhoneも同時に充電できるという仕組みです。
夜、ベッドサイドでiPhoneにAnker Nanoをつけたままケーブルにつなげておけば、朝にはiPhoneもバッテリーもフル充電の状態で使い始められる。これが地味に便利で、「いちいち外してバッテリーだけを充電する」という手間が省けます。
また、外出先でもUSB-Cでバッテリーを充電しつつ、MagSafeでiPhoneを補給できるので、コンセントが1つしかないカフェなどでも効率的に使えるのが嬉しいところ。要は“常につけっぱなしにして運用できる”利便性が担保されているわけです。
購入時に注意するべき側面
ポイント(1)フル充電を何度も求めるなら容量不足かも
5000mAhは「iPhoneを1回満充電できる」程度の容量です。日常的な外出や移動には十分ですが、旅行や出張などで何度もフル充電を繰り返したい場合には心許ないのが正直なところ。
その場合は、Ankerの10000mAh以上のモデルを検討したほうが安心です。Nanoはあくまで「軽さ・薄さを優先したミニマルな選択肢」と割り切る必要があります。大容量かコンパクトか、そのトレードオフを理解して選ぶことが大切です。
ポイント(2)高速充電には非対応
iPhone 17シリーズでは40W給電の高速充電に対応していますが、Anker Nanoはそこまでの出力には対応していません。つまり「とにかく短時間で一気に充電したい」というニーズには向かないということです。
時間を短縮したい人や、MacBookやiPadまでカバーしたい人は、より高出力のモデルを選ぶべきでしょう。Nanoはあくまで「軽量で薄い外出用1回充電バッテリー」という立ち位置を理解しておくと失敗したと感じることはないはずです。































