T教授の「戦略的衝動買い」

今も愛用のThink手帳に迫るブギーボード「BB-21」を衝動買い (1/2)

文●T教授、撮影●T教授、編集●ASCII

2025年10月04日 12時00分

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Boogie Board

小型メモサイズのBoogie Board、BB-21を衝動買い

 2009年に米国から取り寄せた初代Boogie Boardは、ボタン電池を強引に交換しながら昨年まで現役で活躍した。その液晶画面はすでに疲弊して今や自宅でモニュメントとして鎮座しているが、この電子メモパッドとの出会いが筆者を「Boogie Board収集」の道へと誘った。以来16年、登場する全モデルを追い続けてきた筆者にとって、今回のBB-21は「手のひらサイズの進化系Think手帳」とも言える存在となった。

Boogie Board
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初代以来、Boogie Boardを収集してきた筆者。BB-21ももちろん購入した

多彩なBoogie Boardの系譜
他社製のなんちゃって製品の中には巨大なものも

 16年という時間は、Boogie Boardを多彩なシリーズへと進化させた。最初はシンプルなワンボタン消去モデルだったが、その後はカラフルな外装、多様なサイズ展開、さらには部分消去機能やアプリ連携を備えた製品が次々に登場した。気がつけば正規品以外にも“なんちゃってBoogie Board”が市場に氾濫し、ユーザーにとっては選択肢が格段に広がり楽しい世界となった。

Boogie Board

気づけば他社から似たような製品が登場するようになっている

 中でも目を引いたのは世界最大級と思われるなんちゃって巨大モデルで、BB-21の実に12倍以上の筆記面積を誇る。一方で、今回取り上げるBB-21はその真逆。片手で持てるサイズ感で、スマートフォンとほぼ同じ横幅を持つ。現代において「スマホ幅」という基準は、日常生活の中で極めて自然な持ちやすさを保証する。筆者愛用の“両面書きBoogie Boardもどき”もやはりスマホと似た縦横比を採用しているのは偶然ではないだろう。

Boogie Board
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Boogie Board

超巨大製品などさまざまなバリエーションが存在する

Scanアプリとの連携で情報のシェアが容易に

 BB-21のもう1つの特徴は、専用アプリ「Boogie Board Scan」との連携である。既に先代のBoogie Boardでアプリを使用中なら更新後、対応モデル一覧にBB-21が追加される。ここでBB-21を選び、スマホのカメラを使って筆記内容をスキャンするだけで、白地に黒インク風のモノクロ画像が生成される。スキャン後は追記や着色も可能で、ちょっとしたデジタル加工に耐える。

Boogie Board
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スマホアプリをインストールして登録する

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このようにデジタルデータとして保存できる

 筆者はスキャンデータを他アプリで共有するケースが多い。メール添付はもちろん、LINE送信やクラウドストレージへの保存も簡単だ。今回試したのはGoogle Keepとの連携。スキャンしたメモをそのままKeepに保存し、他デバイスと同期させることで即座に利用できる。アナログ感覚で描いたものが数秒後にはクラウドに乗る、この感覚がBoogie Boardの現代的価値を支えている。

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Google Keepなど、他アプリとの連携も用意

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