まとめ:支援ツールでもあり、未来感を楽しむ“体験型ガジェット”でもある
JINS ASSISTを使ってみて強く感じたのは、「支援ツール」としての意義です。指や手が思うように動かせない人にとって、日常的に使うPCやMacを頭の動きだけで操作できるというのは、単なる便利さ以上の意味を持ちます。
カーソル移動やクリックといった基本操作が実現できるだけでも、情報へのアクセスやコミュニケーションのハードルを大きく下げてくれるはずです。特別なゴーグルや高額な専用機器ではなく、日常の延長線上にある「メガネ」という形で使えるのも大きな安心感につながります。
健常者にとっては「未来体験ガジェット」としての魅力が十分にあると感じられました。普段は当たり前のようにマウスやタッチ操作をしていると思いますが、頭の動きだけでカーソルを操るという体験には、思わず笑みがこぼれる新鮮さがありました。
もちろん、長時間作業や高度なクリエイティブ用途を置き換えられるようなものではありませんが、“ちょっとした未来”を体感する入り口としてはとても面白い存在ですし、動画再生時のコントロールやアプリのちょっとした切り替えなどが簡単にこなせるのは快適ですし、新しいアプリの使い方を考えるきっかけになるかもしれません。
JINS ASSISTは「日常を支える道具」であるとともに、誰にでも「未来の操作感覚」を提供してくれる製品ではないでしょうか? 自立を後押しする実用的なパートナーでありつつ、新しいアイデアを刺激してくれるデバイスでもある点。異なる価値をもたらしてくれる存在であることが、この製品の魅力だと思います。