格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す!

今安く使えるiPhoneはどれがいくらくらい? iPhone 17の2年間の支払い1万円台は可能!? (1/2)

文●正田拓也 編集● ASCII

2025年10月12日 12時00分

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 新型のiPhoneが発売され、街中でも使っている人をチラホラ見ることができる。最新のiPhone 17やAirに限らず、この機会にiPhoneを新しくしたいという人にとって、今安く使えるiPhoneはどれなのだろうか?

iPhone 17の2年間の支払い額合計で1万円台も狙える

 まだ発売から1ヵ月も経っていないが、キャリア間の競争もあって標準モデルであるiPhone 17の入手のハードルは最初から結構低い。

 iPhone 17はApple Storeで単体購入すれば256GBモデルが12万9800円だが、筆者が10月初旬に店舗を回って確認できた最も良かった販売条件は、ドコモでMNPで新規契約をし、分割払いの「いつでもカエドキプログラム」で購入する場合、最初の2年間の支払い総額が1万2573円(561円+546円×23回)というもの。購入翌月を1ヵ月目として2年後に返却するとこの支払い額で済むので、普通に購入して、手持ちのiPhoneを中古で売却した場合の差額よりも安く済むはずだ。

iPhone

キャリアの購入プログラムを利用すれば、iPhone 17やiPhone 16eはかなり少ない負担で2年間持つことができる

 auやソフトバンクはもう少し高いがそれでも安く、auでは「スマホトクするプログラム」で約1000円の22回払い、ソフトバンクは「新トクするサポート+」で1円×24回に特典利用料2万2000円と、2万円台前半で収まっている。ソフトバンクの場合、「1円」が目立つように表示されることが多いが、2年後のプログラムを利用しての返却時にドンと2万2000円が請求されるのでだいたい同額になる。

 ここには契約事務手数料に加えて、もちろん毎月必要な通信料は含まれていない。3大キャリアで2年間契約を続けた場合は出費が割高になるが、たとえばドコモではすぐahamoに移行することもできるので、工夫次第で通信料も“格安”に収めることは可能だろう。

新品のiPhoneを安く狙いたいならやっぱりiPhone 16e
物理SIMも使えて便利

 登場したばかりのiPhone 17が2年間を1~2万円で使えるのは結構安いが、最新機種以外ではどうなのだろうか。

 たとえば1世代前のiPhone 16はそこまで安くない。見た限りでは、auの場合で2年間で総額1万円程度。しかもこれは128GBモデルなわけで、それ以外のスペックさを考えてもiPhone 17を狙ったほうがいいだろう。

 2年間の総額をとにかく安くしたい人には「iPhone 16e」が用意されている。iPhone 16eの場合、分割払い&2年目に返却でほぼタダという条件がドコモ/au/楽天モバイルで目にすることができる。

 注意しなければならないのはソフトバンク。iPhone 17と同様に月々が1円でも、「新トクするサポート+」では返却時に「特典利用料」がかかる。金額は機種によって違うがiPhone 16eの場合、月々の支払いと合わせて総額1~2万円かかってしまうようだ。これならiPhone 17を選んでも大きな差はない。

 一方で、iPhone 16eやiPhone 16には物理SIMが使えるというメリットもある。近い将来はeSIMが圧倒的に便利になる可能性は十分あるが、現時点では物理SIMのほうが便利ということが多いだろう。

そのほかの機種は……低コストに抑えるのは難しいかも

 現在のところ、低コストで新しさを実感できる機種となると、iPhone 17かiPhone 16e、そして、iPhone 16eと条件がさほど変わらないのならiPhone 16が選択肢になるだろう。最安を得るためには、MNPでの乗り換えといった条件も外せない。

 また、iPhoneは容量は複数あるが、好条件は最小モデル限定ということが多い。

 最小容量はiPhone 17は256GB、iPhone 16eなら128GBとなるが、たとえば、楽天モバイルはiPhone 16eは128GBモデルなら1円×24回だが、256GBモデルは2510円×24回。2年間の差は約6万円だ。最初の2年間の支払いを極端に安くするプログラムが組まれているのは128GBモデルだけなので2年で返却するのが前提だと最小容量を選ぶしかない。

 オレンジ色の筐体が広告に登場するiPhone 17 Proの場合、最初の2年間を極端に安くするような分割払いプログラムは確認できていない。分割払いは均等払いばかりで、2年間に支払う金額は多くなる。自分で下取りに出すなどを考えると、価格が安いアップルから単体購入したほうが安いことが多い。

 また、今後の日本の経済情勢の問題となるが、仮に円安やインフレの進行があれば、iPhoneの価格は上がり続け、それに吊られて中古販売価格や中古買取価格も上がる可能性がある。そうなればプログラムによる2年後の返却ではなく、自分で中古買取店に売った方が所有期間のコストをさらに抑えられるようになるかもしれない。

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