アップルが2026年に発売するiPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxには、可変絞り機能を備えた大幅にアップグレードされたリアカメラが搭載されるという。韓国メディアETNewsが10月15日に報じた。
同紙によると、iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxにこのカメラが搭載され、背面の広角カメラを置き換える形で配置されるという。また、超広角カメラと望遠カメラが横並びの配置になるとのことだ。
可変絞りは、センサーに到達する光の量をカメラが調整できる機能だ。これにより、暗い環境では絞りを開いてより多くの光を取り込み、明るい環境では絞りを閉じて露出オーバーを防ぐことができる。
また、ユーザーは被写界深度をより細かく制御できるようになる。被写界深度とは、前景の被写体が背景と比べてどれだけシャープに見えるかを指す。
アップルは現在、次世代iPhoneにこの技術を導入する計画を進めており、サプライヤーと部品について協議しているという。可変カメラはLG InnotechとFoxconnが製造し、アクチュエーターは中国のLuxshare ICTとSunny Opticalが製造すると報じられている。
アップルはこれまでiPhoneのカメラに可変絞りを使用したことがない。iPhone 14 ProからiPhone 17 Proまでのすべてのモデルのメインカメラは固定絞りのf1.78で、レンズはつねに全開でこの絞り値で撮影している。
可変絞りカメラについてはサムスン電子が以前、2018年と2019年にGalaxy S9とGalaxy S10で搭載したが、厚みの増加と高価格のため2020年に同機能は廃止された。
この報道は、2024年12月にアップル関連の著名アナリストであるミンチー・クオ氏が報じたうわさを裏付けるものだ。iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxは、iPhone Air 2とアップル初の折りたたみ式iPhoneとともに2026年秋に発表される見込みだという。