アップルが2026年に発売予定の新型ホームハブの価格は約350ドル(約5万2500円)になる可能性があるという。米メディアBloombergのMark Gurman記者が10月14日に報じた。
同氏によると、アップルは2026年に新しいホームハブと室内用セキュリティカメラを発売し、2027年には卓上ロボットを発売する予定だという。
ホームハブにはiPadのような7インチディスプレーが搭載され、アプリを実行したりスマートホームデバイスを制御したりできるようになる。開発中のバージョンは2つあり、1つは壁に取り付けるタイプで、もう1つは卓上モデルだとされている。
卓上タイプのホームハブは「画面を搭載したHomePod miniのような」スピーカーベースを備えているとのことだ。
両方のバージョンにはビデオ通話用のFaceTimeカメラと、使用者を認識するセンサーが搭載される。これにより家族の各個人を識別し、それぞれの人に合わせて利用可能なアプリや機能を調整できるという。
アップルはこの新型ホームハブを約350ドルで販売する可能性があり、これは競合製品となるAmazon Echo Showよりもかなり高く、フルサイズのHomePodよりも50ドル高い価格となる。
ただし、アップルの業務チームはコスト削減の方法を検討しているため、発売時にはより手頃な価格になる可能性もある。そうでない場合でも、将来のバージョンでコストが下がる可能性があるという。
ちなみにアップルの新型ホームハブは昨年の時点で完成しているものの、より高度なSiriの準備ができていなかったため延期されているとのこと。次世代アーキテクチャで構築されたアップデート版Siriは2026年3月に準備が整う予定で、その後にアップルはホームハブを発売できるようになるという。
ホームハブと連携するアップル設計のセキュリティカメラは2026年後半にも発売される可能性があり、本格的な卓上ロボットは2027年の発売が予定されている。
ロボットはホームハブに似たデザインだが、9インチディスプレーとモーター駆動のアームを搭載しており、ユーザーのワークスペース上で画面を動かすことができる。ロボットは搭載される部品のことを考えると、価格は数百ドルになると予想されている。