レノボ・ジャパンは10月28日、コンシューマー向けのタブレット「Lenovo Idea Tab Plus」と「Lenovo Yoga Tab」およびスマートグラス(ウェアラブル仮想ディスプレー)「Lenovo Legion Glasses(Gen2)」の新製品発表会を開催した。
学生向けのIdea Tab Plusとクリエイター向けのYoga Tab
最初にLenovoのAndroidタブレットを整理する。大きく標準的な利用に向く「Lenovo Tab」、学生向けを想定した「IdeaPad Tab」、クリエイターやビジネス用途を想定した「Yoga Tab」、そして、ゲーム特化の「Legion Tab」の4つのシリーズが存在している。
これをレノボ・ジャパンは「エンターテイメント」「ラーニング」「プロダクティビティ&クリエイティビティ」「ゲーミング」の4つのカテゴリーを担う製品として位置付けている。
Lenovo Idea Tab Plusは、12.1型(2560×1600ドット)ディスプレーを搭載し、厚さ約6.3mm、重量約530gの軽量設計が特徴だ。リフレッシュレートは90Hz、96%DCI-P3の広色域、800nitの高輝度モードに対応しており、屋内でも屋外でもクリアで鮮明な表示を実現している。
CPUにはMediaTek Dimensity 6400を採用し、メモリーは8GB、ストレージが128GBまたは256GB(ルナグレーのみ)。また10200mAhの大容量バッテリーを備え、最大45Wの急速充電にも対応し、YouTubeのストリーミング再生では約13時間の駆動を実現するという。
またペン入力にも対応し、「Lenovo Tab Pen」を標準で同梱。AIを活用したメモアプリ「Lenovo Memo」では、入力した文章に対して「続きを書く」「リライトする」「要約する」といった生成支援機能を利用可能。クラウドベースで処理されるため、学習効率を高めるサポートツールとして活用できる。
製品サイズは幅278.8×奥行き181.1×高さ6.3mm(概算値)。カラーはルナグレー、クラウドグレー、サンドローズを3色展開。実売価格はメモリー8GB+ストレージ128GBのモデルが3万9820円前後、8GB/256GBのモデルが4万3780円前後の見込み。
Lenovo Yoga Tabは、11.1型(3200×2000ドット)の高精細OLEDディスプレーを搭載。最大144Hzのリフレッシュレートと800nitの高輝度表示に対応する。筐体はメタルユニボディー構造で、厚さ6.2mm、重量は458g。カバーガラスにはCorning Gorilla Glassを採用しているため堅牢な設計だという。
CPUはSnapdragon 8(Gen 3)を採用し、NPUによるAI処理をサポート。メモリーは12GB、ストレージが256GBという構成だ。
ペンは充電式の「Lenovo Tab Pen Pro」が付属し、筆記時の触覚フィードバックやダブルタップ操作によるツール切り替えなど、直感的な操作が可能になった。さらに、AIによる画像スタイル変換機能も追加され、手描きのスケッチを3Dや水彩風など多様な表現に変換できる。
サウンド面は2つのツイーターとウーファーからなるLenovoプレミアムオーディオシステムを搭載。Dolby Atmos対応で良質なサウンドを提供するという。
製品サイズは幅255.5×奥行き165.8×高さ6.2mm(概算値)、カラーはシーシェルの1色展開。実売価格は6万3800円前後の見込み。
軽さとコスパに優れた個人向けスマートグラス
Lenovo Legion Glasses(Gen2)は同社が展開する個人向けスマートグラスの第2世代モデル。約65gと従来比30%軽量化され、長時間の装着でも疲れにくい設計だ。DisplayPort Alt Mode対応の端末(スマホ/タブレット/PC/ゲーム機など)に接続するだけで利用でき、専用アプリや設定は不要。
表示部分には0.6型のマイクロOLED(片眼1920×1080ドット)を採用。最大輝度800nit、リフレッシュレートは120Hzに対応。視野角は43.5度で、4m先に126インチ相当の大画面が浮かぶような映像体験を提供する。色域はDCI-P3 98%をカバーし、HDR映像の再現性にも優れる。
音声面ではステレオスピーカーとマイクを内蔵しており、動画視聴だけでなくウェブ会議にも対応。付属品として、収納ケース、視力矯正用レンズフレーム、マグネット装着式のライトシールドが同梱される。































