【まとめ】確実に売れそうな「AQUOS Sense10」と
超軽いVRデバイス「Xrostella VR1」でユーザー層が広がりそう
今回の発表会は、シャープのモバイル事業が「日常の体験向上」と「次世代のコミュニケーション創造」という二軸で着実に進化していることを強くアピールしました。
AQUOS sense10は、ミドルハイのSoCや、最新OS、そして画期的な通話AI「Vocalist」を搭載し、スタンダードモデルとしての完成度が極めて高くなったと感じました。また、今年のハイエンドモデル(Proなど)の発売を見送るという決断は、リソースを最も売れるスタンダードモデルに集中させ、この激戦区で「機能とスペックに抜けがない」という強みを最大限に活かそうという戦略的な意思を感じさせます。
一方、突如発表されたVRデバイス「Xrostella VR1」は、重量や形状にこだわり、VR普及の最大のネックである「装着の煩わしさ」を解消しようとしています。これはまさにコーポレートスローガンにある「ひとの願いの、半歩先」であり、高スペック競争とは一線を画した、ユーザーの快適性を最優先するシャープらしいアプローチと言えます。
クラウドファンディングを通じて市場の声を反映させ、VRの裾野を広げようという姿勢は、今後のパーソナルUXの展開に期待を抱かせます。






































