ドコモ、2025年度後半は基地局を3倍構築 「No.1に返り咲きたい」とネットワーク改善に今度こその意気込み

文●オカモト/ASCII

2025年11月04日 15時15分

 NTTドコモは、2025年度第2四半期決算説明会で、ネットワーク品質の回線状況について、同社代表取締役社長の前田義晃氏がコメント。2025年度下期は、同上期と比べて5G基地局の構築数で3倍となる予定を示し、品質改善に自信を見せた。

ドコモ

5G基地局の構築を加速化。通信品質で先行する他キャリアを追いかける

 同社の通信品質は2023年以降、品質低下がネット上で声が上がるようになり、改善への取り組みが繰り返し語られてきた。一方で、実際のユーザー感覚や第三者機関の調査結果のいずれでも、一時期ほどの問題は起きないものの、都市部を中心とした通信品質では、主要3社の中で見劣りしていたのもまた事実だ。

 前田氏は基地局構築にあたって、地権者との交渉などで時間を要していたもののようやく設置場所の確保を完了し、2025年度下期には上期の3倍の数を予定するなど、取り組みを加速させる。さらに2026年度は2025年度以上の基地局を計画。他キャリアに追いつくだけでなく、「No.1に返り咲きたい」(前田氏)とあらためての意気込みが語られた。

 

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