世界記録級ダイビングでも使えるスマートウォッチ「HUAWEI WATCH Ultimate 2」登場

文●オカモト/ASCII

2025年11月18日 17時35分

 ファーウェイ・ジャパンは、同社ハイエンドスマートウォッチの第2世代モデル「HUAWEI WATCH Ultimate 2」を発表。すでに販売を開始している。フルオロエラストマーベルトの「ブラック」が14万1680円、表面が立体織物加工のフルオロエラストマーベルトにチタニウムベルトも付属する「ブルー」が17万4680円。

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ファーウェイ製スマートウォッチの最上位モデルが第2世代に

世界トップ級のダイバーが活用する性能を持つ究極のスマートウォッチ
デザイン面でもその精悍なスタイルが魅力的

 前モデルの「HUAWEI WATCH Ultimate」は、本格的なダイバーズウォッチにも匹敵する性能と機能を持つ点が話題になったが、後継モデルではこの部分でさらなる進化を果たした。

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最上位モデルだけに素材面もプレミアム。ベゼル部分はセラミック。画面表面にはサファイアガラス

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筐体はリキッドメタルが用いられている

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ウェットスーツの上からでも着用できるように長いバンドが同梱。さらにブルーにはチタニウムベルトも

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チタンのベルトを着けるとビジネスカジュアルのスタイルに変貌

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こちらはブラック。より精悍なイメージでアクティブな人に合いそうだ

 防水性能は前モデルの100mから150mへと強化。水圧を感知する自動防水機能、三層防水フィルム構造により、水深150mの水圧にも耐える構造となっている。

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水深が上がると自動でそれを検知して、対応した防水構造となる

 また、新機能として水中ソナー通信機能を装備。これはHUAWEI WATCH Ultimate 2を使っているユーザー同士で潜水前にリンクしておくことで、水中30m以内にいる仲間同士でソナーにより、テキストや絵文字を送れるというもの。また、緊急時は左上のボタンを3秒以上押すことで、SOSを配信。30m以内にいる仲間から、もう1回仲間に自動転送されるので、最大60m離れた仲間にトラブルを抱えていることを知らせられる。

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ソナーを用いて水中でのメッセージ交換やSOSを伝えることが可能

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高額なダイバーズウォッチと同等レベルの機能を持つ

 発表会では、フリーダイビングの中でも、フィンを付けてどこまで潜れるかを競う競技で日本男子記録(113m。100m以上を潜ったフリーダイバーでは最年長としてギネス記録)を持つ原哲雄さんが登壇。実際の大会でHUAWEI WATCH Ultimate 2を活用した例を紹介した。

 競技ダイビングのトップクラスでは100m以上の潜水をするため(113mの記録は今シーズンの世界ランクで7位とのこと)、150m対応による進化がうれしいとのこと。また、大会に出場するプロのダイバーは、1ヵ月ほど前から現地入りして海の特性を把握するのに対し、原さんは会社役員も務める関係上、1週間前にしか現地入りができず、どうしても現地での対応に不足が生じる。その際にデータをしっかりと取得できるHUAWEI WATCH Ultimate 2を活用することでそのギャップを埋めているそうだ。

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113mまで潜ったときのデータ。原さんが手にしているのは競技に用いるフィン

 そのほかのワークアウトやヘルスケア関連はフラグシップモデル「HUAWEI WATCH GT 6 Pro」との共通点が多い。ゴルフナビ機能やサイクリングへの対応、日本のプログラム医療機器認証を取得した心電図測定をはじめ、睡眠・心拍数・ストレスなどの24時間モニタリング機能を持つ。また、本体右側面には「HUAWEI X-TAP」センサーを装備しており、指を3秒ほど押し当てると、自動的に「Health Glance」が起動。心電図、心拍数、血中酸素レベルなどをリアルタイムに測定し、9項目のライフログデータをまとめて表示できる。

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HUAWEI X-TAPを用いると、さまざまなヘルスケアに関連する項目を一気を取得できる

 さらにHUAWEI WATCH Ultimate 2ではeSIMに対応し、モバイル通信機能が利用可能。他社製品のようなワンナンバーサービスには非対応だが、通話可能なeSIMを導入することで、本機のマイク・スピーカーを通じて、単体での音声通話が利用できる。さらにAIノイズリダクション機能により、騒がしい場所からの通話でも、こちらの声をクリアに届けることができる。

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eSIM対応で単体でのデータ通信や通話が可能

 バッテリー持ちは通常利用で約11日、ヘビーユースで約6日。ダイビングモードでは約18時間(ソナーモードオフ時)となっている。

 

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