眠ってるiPhoneでブラックフライデーの資金に! Appleの下取りがオトクで環境フレンドリーだった (1/2)

文●山本 敦 編集●ASCII

2025年11月22日 12時00分

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 2025年も冬のセール時期が来ました。クリスマスまでも残すところ約1ヵ月です。年末に向けて新しいガジェットの購入を検討している方は、机の引き出しの中などに眠っている“古いiPhone”を、アップルの「Trade In=下取り」サービスに出して、お買い物の準備金をつくることも検討してみてはいかがでしょうか。

 アップルは全国のApple Store、またはオンラインでユーザーが使わなくなったデバイスの下取りとリサイクルサービスを実施しています。

 筆者は今年の9月26日にリニューアルオープンをしたApple 銀座に足を運び、Apple Storeの店舗で実施するサービスを体験してきました。

Apple Storeの各店舗でも実施している下取りサービス「Apple Trade In」を体験してきました

下取り・リサイクルのギモンは
ストアのスタッフに聞こう

 アップルの下取りとリサイクルのサービスが目指すところは、ユーザーの手元で眠っているデバイスを、再びプロダクトサイクルに戻し、地球の貴重な資源と環境を守ることです。使わなくなったAppleデバイスを所有しているユーザーにとっても、新しいiPhoneをはじめとするApple製品の購入に充てられる割引サービスは魅力的といえます。

 Apple Storeでは来店したカスタマーに対して店舗のスタッフが1名付き、下取りやリサイクルのサービスについて、質問にも答えながら親身にサポートしてくれます。すでにサービスを複数回利用したことのある方は、オンラインから手続きする方が簡単です。

 でも未経験の方で、なおかつ住まいの近くにApple Storeがある方は直接店舗を訪れた方が安心かもしれません。予約等の手続きは不要。相談だけの場合でも、きっとスタッフの皆さんは快く対応してくれると思います。

 手続きのことを詳しく聞いて、下取り金額がわかったあとで「やっぱり下取りに出すのはナシ」にしても大丈夫です。オンライン申し込みの場合でもキャンセルは可能です。

Apple 銀座を訪問。筆者もストアのスタッフにマンツーマンで付いてもらいながら、下取りサービスの流れを教えてもらいました

 下取りのための査定、および不要になったプロダクトのリサイクル回収はどちらも無料です。そしてiPhoneにiPad、MacやApple WatchをはじめとするAppleデバイスではない「他社製品」も対象になります。意外に知られていないかもしれませんが、Androidスマホも受け付けているそうです。

 リサイクルの方は、不要になった充電ケーブルやアダプター、外付けストレージなど周辺アクセサリーもOKです。ただし、それぞれに例外となるケースもあると思います。ストアに持ち込む前に公式サイトなどで確認することをオススメします。

 Apple Storeのスタッフには、下取りに出すiPhoneなどデバイスの本体に残されている個人データの削除、バックアップに関する質問も多く寄せられるそうです。Apple JapanのYouTube公式チャンネルに公開されている動画「iPhoneを下取りに出す際の準備について」の中に、詳しい解説があるので参考になります。

iPhoneの状態を即座にスキャン・判定
下取り価格がすぐにわかる

 筆者もApple 銀座のスタッフに説明を受けながら下取りサービスを店舗で体験しました。あいにく、すぐ下取りやリサイクルに出したいデバイスがなかったので、体験にはデモンストレーション用のiPhone 16を使っています。

 下取りとリサイクルの申し込み登録、デバイスの査定、およびアップルへの引き渡しを決めた後、下取りの場合はApple Gift Cardによる下取り額の返金手続きまでのプロセスを、スタッフが1人・1台、ストアの中で携帯している専用端末から行ないます。ひとつひとつの手順について説明を受けて、納得してから先に進めるので、やはり初めての方はApple Storeに足を運んだほうがいいでしょう。

 なお、店頭で最終的に下取りまでお願いする場合は、運転免許証やパスポート、(デジタルではない)マイナンバーカードなど本人確認のための証明書が必要です。

 iPhoneについては、専用端末のカメラで前面・背面の画像をスキャニングして外観の状態を査定したあと、ハードウェアの機能と信頼性など内側の状態をチェックします。これらの手順はすべてストアのスタッフがナビゲートしてくれるので、デバイスを持ち込んだユーザーは煩わされる心配もありません。

 査定のプロセスは、トレーニングを受けたストアのスタッフの中から、誰が行なっても同じ結果が出るよう公平に設計されています。依頼したスタッフによって、査定額が変わることはありません。

iPhoneを固定した専用の端末を使って、査定に出された端末の状態をストアのスタッフが確認します

 なお、専用端末による査定の自動化がまだ実現できていない、MacBookやApple Watchのようなアイテムもあります。これらのデバイスについては、下取り・リサイクルに出す場合もやはり厳しいトレーニングを積んだストアのスタッフが、査定マニュアルに従って正確でフェアに評価するので、やはりバラツキが生じません。

 この日の体験は、スタッフの方に取材しながら進めたため、通常よりは少し多めに手続きの時間がかかっていたと思います。それでもなお、手続きの開始から査定が出るまでに5分もかからなかったと思います。専用端末によるiPhoneの外観、内部の診断はまさしく「あっという間」でした。

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