眠ってるiPhoneでブラックフライデーの資金に! Appleの下取りがオトクで環境フレンドリーだった (2/2)

文●山本 敦 編集●ASCII

2025年11月22日 12時00分

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下取り額に納得できなければ
その場でキャンセルも可

 査定金額もすぐに提示されます。コンディションのよいiPhone 16だったので、査定金額は2025年11月中旬時点の下取り上限である5万9000円でした。そしてiPhoneを下取りに出すと、 新しいAppleデバイスを購入する際に使える「新しいデバイスキャペーン」の1000円ぶんが上乗せされるため(iPhoneの下取りのみが対象)、全体の下取り見込額は6万円でした。

ギフトカードに下取り金額をチャージ。Apple Storeで扱っている商品に使えます

 十分に悪くないオファーだと思いますが、先述の通り、もちろんここで考え直して下取りを中止することもできます。オンラインの場合も同様で、金額を確かめたあとに下取りのキャンセルをすると、端末は返却されます。筆者も以前、オンラインで申し込んだ下取りサービスをキャンセルして、iPhone 11 Proを家族に引き継いだことがあります。

 下取りを申し込む場合、下取り額をApple Gift Cardにチャージして受け取るか、または新しいデバイスを購入する際の割引クレジットとして利用できます。個人データのバックアップ、消去などの手順を安全に、確実にする方法についてはストアのスタッフに聞けます。

持ち込まれたiPhoneにシールを貼って査定完了

 今回、筆者は下取りサービスを受けることを前提に上記の手順を体験しましたが、特に機種が古いiPhoneや、その他のデバイスについては、アップルが無料で実施するリサイクルの対象になる場合もあります。

 回収されたiPhoneの一部は、アップルが独自に開発したリサイクル作業ロボットの「Daisy(デイジー)」や、より細かな作業をするロボットの「Dave(デイヴ)」と「Taz(タズ)」により細かく分解・分類され、リサイクル材になります。窓枠などの建材、あるいは自動車の部品などに生まれ変わることも多いそうです。

アップルが開発した、36種類のiPhoneの分解作業をこなせるリサイクルロボット「Daisy」。1時間に200台以上のスピード感でiPhoneを分解する

 この冬にiPhoneを下取りに出す、あるいはリサイクルに回すのであれば、店舗でもオンラインでも手続きをシンプルに進められるアップルに持ち込むのがオススメです。国内の大手通信キャリアや家電量販店でも同様のサービスを実施している場合があります。

 使わなくなったデバイスを適切に循環させることは地球環境の保全にもつながるので、ぜひ積極的に検討してみるべきです。

筆者紹介――山本 敦
 オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。

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