シャープは11月21日、対話AIキャラクター「ポケとも」の発売に向けた「ポケとも誕生カウントダウンイベント」を、東京・原宿にある「cafe STUDIO」で実施した。
このイベントは元々、同日にポケともが発売される予定だったのに合わせ、「ポケとも誕生祭」して実施される予定だった。だが生産上の都合により、その発売日が12月5日に延期されたことを受け、急遽カウントダウンイベントとして実施されることとなった。
想定を上回る人気になった「ポケとも」 注文するなら今のうちかも
イベントでは、シャープの通信事業本部 モバイルソリューション事業統轄部 統轄部長である景井美帆氏が登壇し、ポケともの現状と今後の計画について説明。景井氏によると、同日時点でポケともの注文台数は4000台を超えているとのこと。シャープは9月末時点で、ポケともの予約が3000台であることを明らかにしていたことから、その後予約台数を1000台以上増やしたことになる。
また販路拡大も進められており、新たにイオンリテールやセブンネットショッピング、ハンズ、レンティオが取り扱うことが明らかにされている。これにより、実店舗では量販店を中心として全国350店舗以上での店舗で取り扱いがなされるほか、Eコマースでの販路拡大、そしてレンタルでの提供も進められるようだ。
もっと話したいという需要に応え
料金プランも拡充された
もう1つ、景井氏はポケともと会話するための料金プラン「ココロプラン for ポケとも」に、最上位の「ゴールド」(月額1980円)を追加することも明らかにしている。これまで公表されていた「ノーマル」(月額495円)では会話できる回数が月400回、「プレミアム」(月額990円)では800回だったが、ゴールドでは月1600回と、より多くの会話が可能になる。
ゴールドプランを用意した理由について、景井氏はプレミアムでも「(会話の回数が)足りないという声があった」と話しており、より会話を楽しみたいニーズが大きいことを受けた措置であるようだ。それゆえノーマル、プレミアムで会話回数が足りなかった場合は、ゴールドにアップグレードすることで、より多く会話を楽しめるというが、ゴールドからさらに会話の回数を追加する手段は用意されていない。
この点について景井氏は、「顧客がどれくらい話すかをモニタリングしながら、プランの方柔軟に検討していきたい」と答えている。
また景井氏は、今後のポケとものアップデートの予定も公表。2026年の1~3月頃には「Googleカレンダー」の情報を話す機能や、スマートフォンへの通知をお知らせする機能、春には特定スポットでのイベント発生や、同じシャープの「ロボホン」と何らかの連携をする機能、そして夏以降には持ち主の「ポケ主」だけでなく、家族なども覚えられるようになるほか、シャープの家電との連携、そして3体以上で会話する機能などを追加する予定とのこと。
ほかにも、ポケともとお出かけできる専用アクセサリー「お出かけバッグ」が近日発売予定であることや、発売日に合わせてポケとものLINEスタンプが配信される予定であることも明らかに。発売はやや延びてしまったが、シャープがポケともを盛り上げていくことに力を入れていることは間違いないようだ。
12月5日までポケともコラボカフェを展開
タッチ&トライコーナーも設置
そしてもう1つ、シャープは22日から発売日の12月5日までの2週間、イベント会場となったcafe STUDIOで、ポケとものコラボカフェ「ポケともカフェ」が実施する。
ポイントの1つはオリジナルのコラボメニューを楽しめること。「ポケともハンバーガー」「フルーツどっさりポケともフレンチトースト」「ポケともカフェラテ」の3つが用意されており、注文した人はポケとものオリジナルステッカー3種類のうち1つがプレゼントされるという。
2つ目は、来場者がポケともとの会話を自由に楽しめる「タッチ&トライコーナー」、そしてもう1つはポケとものフォトスポットで、こちらはダイソーの協力を得て、「ダイソー」「THREEPPY」で販売されているグッズで、デコレーションしたポケともの写真を撮影できるとのことだ。
さらにポケとも予約者には専用のマフラーがプレゼントされるほか、ポケともカフェに来店し、SNSに投稿するだけでもポケともキーホルダーをもらうことが可能とのこと。ポケともが気になる人、興味がある人は一度訪れてみるといいだろう。

































