アップルは2026年半ばにM5チップを搭載したMac miniとMac Studioを発売する予定だという。米メディアBloombergのMark Gurman記者が11月10日のニュースレターで伝えた。
同氏によると、2026年半ばにM5チップとM5 Proチップを搭載したMac miniにくわえて、M5 MaxチップとM5 Ultraチップを搭載したMac Studioが発売されるという。
しかし一方で、M5チップを搭載したMacBook AirとM5 Pro/M5 Maxチップを搭載したMacBook Proは、2026年の早い時期に発売されると以前から予想されている。
そのためこのMac miniとMac Studioの発売時期について、米メディア9to5Macは「やや不思議な点がある」と指摘している。
まずMac miniについては、2024年に大幅なデザイン変更が行われたばかりのため、再びデザインを変更する可能性は低い。そして年初にM5 Proチップが利用可能になるのであれば、チップの準備が遅れているという理由は当てはまらない。つまりMac miniの発売が年半ばまで遅れる技術的な理由は見当たらないことになる。
Mac Studioについては、M5 Ultraチップの投入が発売時期を年半ばまで遅らせる可能性はある。しかし、Mac miniにはその論理は当てはまらないのだ。
また、アップルは2026年初めに2つの新しいMac用ディスプレーを発売すると伝えられている。これらはMac miniやMac Studioの発売と同時期にするのに最適な製品のように思えるため、「不思議だ」と伝えているのだ。
ただ、実際のところMac miniとMac Studioはニッチな製品のため、発売のタイミングを完璧に合わせる必要がないのかもしれない。これらの製品を購入するユーザーは、新しいディスプレーと連動した大々的なマーケティングがなくても、一年のどの時期でも購入する可能性が高いからだ。
9to5Macは「最終的にはこれらの製品の一方、または両方が予想よりも早く、MacBook AirやMacBook Proのデビューに近い時期に出荷される可能性もある」とも推測している。いずれにせよ、2026年半ばまでには発売される可能性が高いと言えるだろう。
























